診療630日目、消費エネルギーUP
2024年11月28日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
いつでもどこでも付きまとう「ダイエット」。
夏までにクリスまでにお正月までに・・・
頭の文言は変われどいつだって「痩せよう」というキャッチコピーが街に溢れていますね。
今日は食事をとりながらエネルギーを消費=体の脂肪を燃やそうに
スポットを当ててみたいと思います。
1.液体を噛むと消費エネルギーUP
早食いが体重増加に繋がることはわかりましたが、元から噛まなくて良い形状のものだと
どうなるのでしょうか。
この実験では、液体でも固体の食べ物と同じ現象が起こるのかを検証するため、
被験者は下記の3パターンに分けられました。
① ココアを普通に飲む
② ココアを口に含み、しばらくしてから飲み込む
③ ココアを口に含み、よく噛んでから飲み込む
すると、普通に飲む場合の食事誘発性体熱産生量は、平均3.4kcal、
しばらく口に含んだ場合は平均5.6kcal、咀嚼した場合は平均7.4kcal。
ゆっくりと味わうこと、そして、よく噛んで飲むことが消費エネルギーアップに繋がることがわかりました。
2.食後ガムを噛むと消費エネルギーUP
食後にガムを噛むことが食事誘発性熱産生に影響を及ぼすかを調べた研究では、
被験者が下記の4パターンに分けられました。
① 急いで食べる+食後に3kcalのガムを噛む
② 急いで食べる+ガムの代わりに3kcalの砂糖を摂取する
③ ゆっくり食べる+食後に3kcalのガムを噛む
④ ゆっくり食べる+ガムの代わりに3kcalの砂糖を摂取する
すると、ガムを噛んだ ① ③ の両方のグループで、ガムを噛まない ② ④ のグループよりも
消費エネルギーが有意に高くなったのです。
また、ガムの有無以上に、早食いとゆっくり食べる試験の消費エネルギーの差が大きかったこともわかりました。
2.ゆっくり噛んで食事をすると消費エネルギーUP
このことから、食後にガムを噛むことがダイエットに繋がること、またガムを噛むよりも
ゆっくりと食事をすることを心がけることの重要性が証明されました。
ダイエットには咀嚼と食後のガムが良い?!しかし弊害もありよく噛むことがダイエットに繋がる
可能性があることがわかったとはいえど、甘い飲み物を長い時間口の中に停滞させておくことや、
甘いガムを食べ続けることは、むし歯を引き起こすリスクを上げてしまいます。
健康のために良かれと思っていたことが、視点を変えてみると健康を害する可能性もあるのです。
昔からいわれている通り、ゆっくり味わいながらよく噛んで食事を楽しむことがベストといえるのかもしれません。
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いかがでしょうか。
今日から実践できそうですね!よく噛んで食事を味わいながら、
体の消費エネルギーをアップさせましょう🔥
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最後に新潟県燕市から今回のことが素晴らしくまとめられた記事を見つけましたので、
シェアさせてください。