診療541日目、Let’s つまプル
2024年7月26日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
三日坊主さん大集合です!
気になる記事を見つけたので、シェアします🤝

連日の猛暑辛いですね〜💦
ただ室内の冷房で身体が冷えていませんか。
固まった筋肉をほぐし、リフレッシュしながら健康的に過ごしましょう☺️
各メディアで話題の「つまプル」をご紹介します。

まずは冷えた体脂肪と凝り固まった筋膜をほぐしましょう🔥

寝る前に寝転がってやってみてもいいかもれませんね。
一日一回身体を動かす習慣を身につけ、
暑い夏を乗り越えましょう!
診療540日目、水が飲めないこどもたち
2024年7月25日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
突然ですが、「お水」飲んでますか?
今回は水分補給について書いてみます!

水が飲めないこどもが増えている衝撃
「味がしないから苦手」クラスに2、3人もいる
夏の暑さが厳しくなっていくなか、「水が苦手で飲めない」子どもが増えていると言います。
なぜこうした現象が起きているのか、アクアスフィア・水教育研究所代表で武蔵野大客員教授の橋本淳司さんに聞きました。
■水が飲めない小学生「各クラスに2~3人も」
💡水が苦手、水が飲めない子どもが増えているとはどういう状況なんでしょうか?
橋本さん👤
都内の小学校の教員などから「水が飲めない子どもが増えている」といった話を聞きました。
熱中症の疑いで保健室を利用した児童の様子を見ていると、水が飲めない子どもが目につくという
観察結果があったそうです。熱中症の症状が出ている子どもに水を渡しても、「水が嫌い」と、
唇を濡らす程度にしか口に含まない場合もあるとのことです。その話を聞き、いくつかの学校に
ヒアリング調査を行ったところ、各クラスに2~3人は水を飲めない子どもがいることがわかりました。
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各クラスに2~3人は子どもたちは、
💡水をまったく飲まない/飲めないのでしょうか?
橋本さん👤
そうです。「水は味がしないから苦手」という子もいますが、これまで水を飲んだことがない子もいるようです。
こうした子どもは、ふだんから家庭でもジュースやスポーツドリンクを常飲している場合が多いです。
学校の先生の話によれば、親御さんから「うちの子は水が飲めないから、スポーツドリンクを持たせます」と、
言われる場合もあるとのことです。
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家庭での習慣も大きく影響しているのですね
橋本さん👤
そうです。子どもだけでなく、家庭の中で親もジュースやスポーツドリンクで水分補給している場合が多いようです。
この件をNHKのラジオで話をしたことがあるのですが、大きな反響があり、水が飲めない子の親御さんから
「食事中にジュースを飲ませるようになってから、子どもが水を飲みたがらなくなった」という声が多かったです。
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■水を飲む機会が減った2つのきっかけ
💡家庭環境以外の理由で、子どもが水を飲まなくなった要因はありますか?
橋本さん👤
1つはコロナ禍の影響が挙げられます。感染防止のため、子どもたちに水道を使わないよう
指導する学校が増え、子どもたちはお茶などが入った水筒を持参するのが習慣化されています。
遠足などでも水筒に加え、ペットボトルを持って来るよう指導する学校もあるようです。
こうした子どもたちは水道の水を飲まず、水筒やペットボトルで水分補給を行うようになりました。
2つ目は熱中症の増加です。近年、夏の熱さが厳しくなっています。文部科学省も熱中症防止のために、
塩分を含んだスポーツドリンクや経口補水液を飲んだほうがいいというガイドラインを出しています。
こうした風潮から、子どもたちの間でも「水は飲まないほうがいい」という空気があるようです。
とはいえ、スポーツドリンクには大量の糖分が入っています。あまり飲みすぎると肥満の原因にもなりかねません。
健康を考えたうえでも、ふだんからこまめに水をとる習慣をつけることが大切です。
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■水道水は不安?日本の水質基準は厳しい
💡水が嫌いな子どもに対し、水を飲む習慣をつけさせるにはどうしたらいいでしょうか?
橋本さん👤
まずは、家庭の習慣としてみんなで水を飲むことが一番有効です。親が食事中に晩酌をしたり、
甘い飲み物を飲んだりしているのに、子どもにだけ水を飲ませようとしてもムリな話です。
だから、家庭全体で時間をかけ、水を飲むことに慣れていくのが大事です。学校でも意識的に
水を飲ませるようにしたケースがあります。サマースクールや遠足などの行事で、水だけを飲ませるようにしたところ、
水が苦手だった子どもも次第に飲めるようになったというのです。
飲み物も食事と一緒で、濃い味に慣れていると、薄味のものが物たりなく感じがちです。
でも、意識して水を飲む機会を増やすうちに、飲めるようになっていきます。
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💡子どもに水道水を飲ませても問題ないでしょうか?
橋本さん👤
私は問題ないと考えています。日本の水道法では51項目の水質基準項目が定められています。
これは水の汚染の指標であり、消毒効果を知る指標です。とても厳しく管理されているため、
日本は直接蛇口から水が飲める、比較的少ない国のひとつです。世界では4人にひとりにあたる、
約22億人が安全に管理された飲み水を飲めないというデータもあります。私は以前、
インフラ整備の調査のためエチオピアで水汲みを経験したことがあったのですが、
水源地に行くまでに山を越え、片道3時間かかりました。水源地に到着したら1時間ほど休憩し、
20キログラムほどの重い水を背負い、また3時間かけて帰ってくるんです。水を手に入れるため、
非常に過酷な作業を強いられていました。
一方で、日本では安全な水を気軽に手に入れられます。東京に住む子どもが水を飲みたいと思ってから、
飲めるまでの時間を調査したことがあるのですが、平均8秒でした。
安全な水をすぐに飲める環境ですから、ぜひこまめな水分補給を心がけてほしいと思います。
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熱中症予防の一歩として、お水を飲みましょう!

診療535日目、隠れ誤嚥にご注意を
2024年7月18日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
それは「隠れ誤嚥」ではないですか
あなたも誤嚥している!?
まずこちらのテストからお試しください。

いかがでしたか?回数を覚えておいてくださいね。
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朝起きると空咳が出たり、のどが渇いたりすることはあります。
でもそれは年のせいで、食事をしてもむせないし、痰も出ない。夜もぐっすりと寝ているつもり。
だから、特にのどが弱っているとは思えない。
自分は健康だと信じて疑わない人に、知らず知らずのうちに忍び寄る恐ろしい症状があります。
本日のテーマ「隠れ誤嚥」です。
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ひとくちに「誤嚥」といっても、2種類のパターンがあります。
食べ物や飲み物をうまく飲み込めない、本人が自覚できる誤嚥を「顕性誤嚥」といいます。
一方、気づかないうちに唾液や口内の食べかすが気管に入ってしまう誤嚥のことを「不顕性誤嚥」といいます。

自覚症状があり、周囲も異変に気付くことが多い顕性誤嚥よりも、静かに進行する不顕性誤嚥のほうが深刻な肺炎につながるリスクが高くなります。
「隠れ誤嚥」がもっとも起こりやすいのは、睡眠中です。寝ているあいだは、気付かないうちに唾液や口の中に残っている食べかすが気管に入ってしまっても、咳などで排出しようとする「せき反射」が起こりづらいのが原因と言われています。
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年齢に関係なく、就寝中にむせたり、咳が出て起きてしまう人がいるが、こうした場合はむしろ防御反応が正常に働いている証拠でもあります。
ところが年齢を重ねると、せき反射が起こらず、寝ているあいだずっと誤嚥が続いている状態になってしまいます。
こうして咳が長く続き、なんとなく風邪が治らないと思っていたら、気づかないうちに誤嚥性肺炎が進行していた、というのが「隠れ誤嚥」の怖さなのです。
統計上、肺炎で亡くなる人はやはり高齢者に多く、実に95%以上が65歳以上なのです。

「誤嚥性肺炎は、寝ているあいだに鼻腔や咽頭にもともとある定着菌が気道に落ち込んだり、気道にいる菌が誤嚥を契機に活性化することで起こります。いちばん多いのは、もともと保菌していた肺炎球菌が活性化するものです。
65歳以上の人は、全員が睡眠中に誤嚥をしていると言っても過言ではありません。これは、睡眠中に意識レベルが低下することで、もともと低下しつつある嚥下機能がさらに落ち込むために起こります」(東京医科大学八王子医療センター呼吸器内科教授の寺本信嗣氏)
日常生活に支障はなくても、年齢を重ねれば自分も「隠れ誤嚥」を起こしているかもしれないと疑うのが重要です。
大切なのは、「隠れ誤嚥」自体を防ぐのではなく、肺が細菌感染する体内環境をできるかぎり作らないようにすることです。
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加齢は、睡眠中の口内環境にも大きく影響します。人間は40代を過ぎると、唾液の分泌量が減って口内が乾きやすくなります。
そうすると唾液内の雑菌がどんどん増えていくため、「隠れ誤嚥」で肺炎を引き起こす確率が上昇してしまうのです。
こうした状況を改善するためには、こまめに水分を摂り、口やのどの乾燥を防ぐ必要があります。
以下、『フケ声がいやなら「声筋」を鍛えなさい』(晶文社)の著書がある、山王病院国際医療福祉大学東京ボイスセンター長の渡邊雄介氏より。
「いまの時期は空気が乾燥しています。加齢とともに体内の水分保有量は減ってきますが、これはのども同じです。夏は脱水を意識して水分を摂りますが、より乾燥している冬に水分不足になっている人も多いのです。
のどが渇くと、声帯やのど全体の筋力も衰え、誤嚥性肺炎にかかる確率が上がってしまいます。機械に油を差す感覚だと思って、冬場こそ水分を補給するようにしてください」

いびきは危険なサイン
口内の菌そのものを減らすことも対策の一つ。歯磨きを怠っていると、歯に歯垢(プラーク)が溜まり、固まって歯石になります。
歯垢には、1gあたり1000億個もの細菌が潜んでいると言われ、口腔ケアを怠っていると、それがどんどん口の中で増殖していきます。
神鋼記念病院耳鼻咽喉科長の浦長瀬昌宏氏はおっしゃています。
「歯磨きは、誤嚥性肺炎の予防としても重要な役割を果たします。特に寝る前はしっかりと時間をかけて歯を磨くようにしましょう。
ポイントは、食後すぐではなく、10~20分経ってから磨くことです。食後は唾液が多く分泌され、口内の細菌を調整しているからです。
口呼吸で口腔内が乾燥しがちな『ドライマウス』の症状がある人や、細菌の層が舌にこびりつく『舌苔』がみられる人は、細菌が増殖しやすいので特に要注意です」
ちなみに、いびきや逆流性食道炎といった持病がある人は、かなりの確率で「隠れ誤嚥」を起こしていると考えたほうがいいでしょう。
これらの持病があり、横向きやうつぶせで寝ている人は、睡眠中に逆流してきた胃酸が気管に入り、炎症を起こすケースが多いのです。
特に身体の右側を下にして眠っている場合、胃のかたちが変わって胃酸が逆流しやすくなり、咳や胸やけの原因にもなる。とはいえ、あおむけに寝ると口が開き、唾液の誤嚥が起こりがちだ。そのため、「左向き」に寝るのが理想の寝相だといえるだろう。
「むせていなくても、食後に痰が増える、食事を終えるのに時間がかかるようになったといった症状があれば、気づかないうちに誤嚥が進行している可能性があります」(西山耳鼻咽喉科医院院長の西山耕一郎氏)
「のど」が発するサインに敏感になる、これが健康長寿の近道です!
最後に嚥下おでこ体操もご紹介します!
一度お試しくださいね☺️

診療530日目、お子さんの5人に1人?!エナメル質形成不全症(MIH)とは?
2024年7月9日
お子さんの5人に1人?!
エナメル質形成不全症(MIH)とは?
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。お久しぶりです!

歯の表面に、白色や茶色をした部分を見かけることがあります。
しかし、全てがむし歯ではありません。歯が生えた直後から見られる生まれつきの変色ということもあります。
「エナメル質形成不全症」といって、歯の表面のエナメル質が生まれつきうまく作られず、
変色や欠けがみられる状態です。乳歯にも永久歯にも見られ、その部分は歯の質が弱くなっています。


軽度の場合は、限局性の変色があるだけですが、重度の場合は、エナメル質の表面に環状のくぼみ、
不規則なクレーターを生じ、エナメル質の大部分が形成されないこともあります。
前歯にできる場合はそこから虫歯になることは少なく、主に見た目の問題になります。
奥歯にできている場合は、そこから虫歯になりやすく、虫歯になると大変進行が早いので、
注意深く慎重な診査と予防が大切です。
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では、「エナメル質形成不全症」の原因は何でしょうか?
①全身的な要因
胎児期、つまり母親の妊娠期に何らかの全身的障害(例えば、母体の栄養障害、病気、内分泌異常、
感染、代謝異常、特定薬物の長期継続投与、ホルモン異常、ビタミン不足、など)で歯の形成、
成長が一時的に阻害されることによりエナメル質形成不全が起こります。
エナメル質形成不全が 全身的な原因による時は、1本だけではなく複数の歯に症状が出てくることが多いです。
多くの場合,左右対称に現れると言われています。
②局所的な要因
乳歯に外傷を受けた場合、乳歯のむし歯が大きく長期間化膿状態であった場合、後続する永久歯に
影響が出てエナメル質形成不全がみられる事があります。1~2歯に限局し,左右対称に認められることは少ないです。
「エナメル質形成不全症」は、6歳臼歯(第一大臼歯)と前歯(中切歯、側切歯)によく発症しやすい、
と言われています。発症に関してさまざまな要因との関連が疑われているようですが、
どれも確証は得られていないようです。前述したように、奥歯である6歳臼歯の方が脆く、
むし歯になりやすいと言われています。
6歳臼歯は約80年間使うとても大切な歯です。この歯をむし歯にしてしまったら大変です。
6歳臼歯が生えてきたら、早めに歯科医院を受診することをお勧めします。
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ただもし、「エナメル質形成不全症」という診断を受けても悲観することはありません。
適切に予防していけば大丈夫です。
そもそも皆様にはなじみのない言葉であるエナメル質形成不全ですが、
意外と有病率は高く日本で19.8%とおよそ5人に一人の割合で存在するのです。
毎日の適切なブラッシング(ホームケア)と、歯科医院での定期的な高濃度フッ素塗布(プロフェッショナルケア)で
十分に予防可能です。すでに歯が欠けている場合は、むし歯になっていなくてもプラスチックなどをつめて治療することがあります。
また、仮にむし歯になってしまっても、大きく崩れる前に小さな補強をすることで、できるだけ長持ちさせることが重要です。
歯科医院での定期的な検診とメインテナンス、とても大切です。