診療877日目、フッ素バーニッシュ
2025年12月25日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
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今日は、フッ素のお話です。
フッ素バーニッシュという言葉を聞いたことはありますか。
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🦷【最新エビデンス】フッ素バーニッシュは虫歯を“約43%”減らす
フッ素という言葉は、学校でも聞いたことがある人が多いと思います。
歯を強くし、虫歯を予防する成分として長く使われてきました。
ただ、「本当に効果があるの?」「どのくらい予防できるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
今回、世界的に評価の高い研究手法を使った**メタ分析(複数の研究をまとめて再解析する方法)**によって、フッ素バーニッシュの予防効果が改めて明確になりました。しかも、その数字がとても説得力のあるもので、歯科医療の現場でも注目が高まっています。
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■ フッ素バーニッシュって何?
フッ素バーニッシュとは、高濃度のフッ素を歯の表面に塗る予防処置のことです。
歯科医院で使われる専用の薬剤で、塗るとすぐに固まり、歯の表面に薄い保護膜をつくります。この膜から少しずつフッ素が放出され、歯をむし歯菌の酸から守ってくれる仕組みです。
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■ 最新の研究で分かった“43%減”というインパクト
今回のメタ分析は、ベイズ階層モデルという信頼性の高い統計手法を使ってまとめられています。
その結果、フッ素バーニッシュを塗った人は、何もしない人に比べて虫歯リスクが約43%減ることが明確に示されました。
この数字には、次の特徴があります。
• 年齢を問わず効果がある(子ども~高齢者まで)
• 国や生活環境が異なっても、結果は安定していた
• 過去の研究よりも、より精度の高い分析で導かれた値
つまり、「フッ素は昔からあるけど本当に効くの?」という疑問に対して、**“今の科学でも効果は確か”**と強く言える内容になっています。
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■ なぜ“今”フッ素が再び注目されているのか
フッ素自体は新しいものではありません。
しかし最近は、研究方法の精度が大きく進歩し、どの予防法がどれくらい効果があるのかを定量的に比べられる時代になっています。
そのなかで、フッ素バーニッシュは「確実に効果がある予防法」として再評価され、エビデンスの質が高いことから、専門家からの信頼がさらに厚くなっています。
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① “数字で”説明できる
「本当に効果ありますか?」と聞かれたとき、
“研究で虫歯リスクが40%以上減ることが確認されています”
と明確に伝えられます。これは患者さんの安心につながる大切なポイントです。
② 子どもだけでなく大人にも有効
乳歯の虫歯予防だけでなく、
• 成人の根面う蝕予防
• 高齢者の歯質が弱くなった部分の保護
にも明確なメリットがあります。
③ 長期的なお金の節約につながる
虫歯が減る → 治療回数が減る → 長期的な医療費が下がる
という流れが作れるため、メンテナンスの付加価値としても大きいと言えます。
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フッ素って本当に大丈夫?
① “フッ素は危険”というネット情報について
フッ素の誤解は、主に「高濃度の工業用フッ素」と「歯科医療で使うフッ素」がごちゃ混ぜになって広まったものです。
歯科で使うのは、
・食品にも含まれるレベルに近い、極めて低濃度
・適量であれば体への悪影響はなし
大げさな見出しのネット記事に惑わされなくて大丈夫です。
② フッ素症(白いスジが出る)って本当に起きる?
起きるのは “6歳未満でフッ素入り歯磨き粉を大量に食べてしまう” ようなケースです。
歯科医院でのフッ素塗布は
・使用量が厳密に管理されている
・年齢に合わせた濃度で塗布
・飲み込ませない手技
この3点が徹底されています。
つまり、定期フッ素でフッ素症が起きる心配はほぼゼロ。
安心して続けていただいて問題ありません。
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③ “フッ素は将来の健康に悪い”という噂について
こちらも科学的な根拠は見つかっていません。
WHO(世界保健機関)も含め、世界中の公的な機関が「適量なら安全」と明言しています。
むしろ、
虫歯が減る → 治療回数が減る → 痛い思い・麻酔の回数も減る
このメリットはとても大きいものです。
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④ 鎮静剤じゃないので、副作用もほぼゼロ
フッ素は“歯の表面に働くミネラル”。
体の機能を変える薬ではありません。
だからこそ、
・ 眠くならない
・ アレルギーが極めて出にくい
・胃腸の負担もなし
“シンプルで安全な予防手段” として世界中で使われています。
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まとめ:心配よりも、メリットの方がずっと大きい
ママが慎重になる気持ちは、ごく自然で素敵なこと。
ただ、歯科医院で管理されたフッ素は 安全で、虫歯予防の信頼性も圧倒的 です。
お子さんの歯を守るには、
仕上げ磨き+定期フッ素 が最強コンビ。
将来の治療回数や痛みをぐっと減らしてくれます。
どうぞ安心して取り入れてくださいね。
診療865日目、「硝酸還元菌」が歯ぐきを守る?
2025年12月9日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
🦷 【新研究】「硝酸還元菌」が歯ぐきを守る?
最近、花王が発表した研究が歯科業界で話題になっています。
内容を簡単にまとめると、“高齢になっても歯ぐきが健康な人は、口の中に「硝酸還元菌(しょうさんかんげんきん)」という良い菌を多く持っている” というものです。
私たちの口の中には、数百種類もの菌が暮らしています。
虫歯をつくる菌もいれば、歯ぐきに炎症を起こす菌もいます。しかしその一方で、体にとってプラスに働く“善玉菌”もたくさんいます。今回の研究で注目された硝酸還元菌は、その善玉菌の一つです。

では、この菌はどんな働きをしているのでしょうか。
硝酸還元菌は、私たちが食事からとった「硝酸」を使って、**一酸化窒素(NO)**という成分をつくります。一酸化窒素には、血管を広げて血流を良くする作用があり、体のさまざまな場所で大切な役割を果たしています。歯ぐきの血流が良くなると、炎症が起こりにくくなり、結果として歯周病のリスクが下がると考えられています。
花王の研究チームは、60~70代でも歯ぐきが健康な人たちを調べました。すると、健康な歯ぐきを持つ人ほど硝酸還元菌が豊富で、菌のバランスがとても良いことが分かったのです。
これは「高齢になると歯ぐきが弱るのは当たり前」というこれまでのイメージを覆す、重要な発見です。
ここで大切なのは、“口の中の菌は悪いものばかりではない” という点です。
これまでのケアは、殺菌作用の強いうがい薬などで“悪い菌を減らす”ことが中心でした。しかし、最近は「良い菌を守りながらバランスを整える」ケアが重視されるようになっています。

例えば、必要以上に強い殺菌薬を使い続けると、善玉菌まで減ってしまうことがあります。その結果、菌のバランス(=口腔フローラ)が乱れ、歯ぐきのトラブルを逆に起こしやすくなることもあります。
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今回の研究は、これからの口腔ケアを考えるうえで大きなヒントになります。
・年齢を重ねても、歯ぐきを健康に保つことは可能
・そのためには「菌のバランス」がとても重要
・良い菌を守り育てるケアが未来のスタンダードになる
こうした視点は、虫歯予防や歯周病予防を考える上でも非常に役立ちます。
「歯磨きだけしていれば安心」という時代ではなく、“口の中の環境をどう整えるか” が鍵になってきているのです。
今後は、硝酸還元菌を守るための食品や、口腔ケア製品の開発が進むかもしれません。歯科医療が、より科学的で、よりパーソナライズされた世界へ動き始めています。
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🔍 硝酸還元菌そのものを“食べ物として摂る”ことは基本的にできません。
硝酸還元菌は、
「口腔内にもともと存在する菌」+「舌苔や歯面に住みつく常在菌」
であり、食品に“菌として”含まれているわけではありません。
しかし、ここからが本題です。
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🥗 硝酸還元菌を“増やす/働きやすくする”食べ物は存在します。
それが “硝酸(NO₃⁻)を多く含む食品” です。
硝酸還元菌は、硝酸を材料に一酸化窒素(NO)を作るため、
硝酸を豊富に摂ると菌が活性化しやすくなる = 歯ぐきに良い環境が整いやすくなります。
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🥬 硝酸を豊富に含む食材(=硝酸還元菌をサポートする食材)
① 緑色野菜(特に葉物)— 圧倒的に多い
• ほうれん草
• ルッコラ
• 春菊
• 小松菜
• 水菜
• レタス類
• キャベツ
• ビーツ
• ケール
➡ 葉物野菜は硝酸含有量が突出して高いです。
硝酸還元菌の“ごちそう”だと思ってOK。
② 根菜類
• ビーツ(特に多い)
• 大根
• かぶ
③ ハーブ・香味野菜
• パセリ
• バジル
• クレソン
➡ 実はかなり硝酸が豊富です。
欧米で「NOブースター」として人気が高いのもこの理由。
④ 果物(少量)
• イチゴ
• メロン
• ブドウ
果物は野菜ほどではありませんが、硝酸を含んでいます。
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🍽 食べ方のコツ(効果を最大化)
■ 生 or 軽い加熱がベスト
硝酸は熱に強いですが、
野菜の構造が壊れすぎると他の有益成分が減り、全体の効果は落ちやすいです。
■ 食事の最初に野菜を食べる
硝酸 → 舌の硝酸還元菌 → 亜硝酸 → 一酸化窒素(NO)という流れを活性化。
■ 舌磨きを“やりすぎない”
硝酸還元菌の主な住処は舌表面。
強い圧で毎日ゴシゴシすると、逆に菌が減ります。
(軽く、週2〜3回程度で十分)
診療864日目、アルツハイマー病と歯周病菌の関係〜いま分かっていること〜
2025年12月8日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
SNSで話題になっていたことを掘り下げたお話です。
アルツハイマー病と歯周病菌の関係——いま分かっていること
近年、歯周病とアルツハイマー病の関係が世界的に注目されています。
「お口の病気が脳に関係するなんて本当?」と驚かれる方も多いですが、
最新の研究では “関連がある可能性が高い” という結果が繰り返し報告されています。
ただし、歯周病そのものが“直接アルツハイマーを引き起こす”と
断定できる段階ではありません。ここでは、現在分かっているポイントを分かりやすく解説します。
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まず、多くの調査研究で「歯周病がある人ほど将来的に認知症の発症率が高い」
「歯を多く失っているほど認知機能が低下しやすい」という傾向が示されています。
生活習慣や年齢など他の要因も絡むため、完全に因果関係が証明されたわけでは
ありませんが、関連性は非常に強く疑われています。
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次に、メカニズムについての研究が急速に進んでいます。
歯周病の主な原因菌である P. gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)
という細菌や、その毒素「ジンジペイン」が、アルツハイマー病患者の脳から
検出されたとの報告があります。
また、動物実験ではこの細菌が脳の炎症を引き起こしたり、アルツハイマー病で
みられるアミロイドβの蓄積を促進したりすることも確認されています。
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歯ぐきから侵入した細菌や炎症物質が血液に乗り、脳の免疫細胞を刺激し続けることで、神経細胞が傷つきやすくなる——これが現在もっとも有力視されている仕組みです。
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一方で、「歯周病を治療すればアルツハイマー病が予防できるのか?」という点は、
まだ研究途上です。小さな研究では、歯周治療によって体の炎症状態が改善する
という結果もあり、脳の健康にも良い影響を与える可能性は十分にあります。
しかし、大規模で長期間の介入研究はこれからで、確実な答えは出ていません。
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重要なのは、歯周病の予防が“脳の健康リスクを下げるかもしれない”という点が
科学的に強く示唆されていることです。
毎日のブラッシング、定期的な歯科メンテナンス、喫煙習慣の見直し、
糖尿病のコントロールなど、口腔と全身を一つのシステムとして整えることが、
将来的な健康に確実にプラスに働きます。
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“口の健康は、脳の健康につながる”。
これは今後さらに証拠が積み上がっていくであろう、大切な考え方です!
毎日の歯磨きと定期的な歯科ケアは、口だけでなく体全体
――将来的には脳も含めて――の健康につながります。
研究は進行中ですが、今できることを続ける価値は十分にあります。
日々の歯磨きを“ながら磨きにしない”ことを心掛けましょう!
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参考資料
現在の研究で「注目すべき論文・資料」(参考)
• 系統的レビュー/メタ解析:歯周病とアルツハイマー関連の総説(2025)。
• 基礎メカニズムレビュー:P. gingivalis と gingipains に関するレビュー(2025)。
• オーラルマイクロバイオームと認知機能のヒト研究(Nature系誌 2025)。
• Gingipain阻害薬・臨床開発に関する総説(COR388/atuzaginstat の概観)。
• Journal of Periodontology(2024)の研究:歯周病と脳機能に関する疫学的研究。
診療863日目、おこさんに滑舌・発音が気になる親御様へ
2025年12月6日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
5歳ごろの「滑舌・発音が気になる…」ときの相談先まとめ
― 歯科・自治体・専門機関まで、やさしく整理してご紹介します ―

お子さんの発音や滑舌について、「ちょっと気になるな…」と感じるのは、ちょうど5歳前後のタイミングが多いようです。当院でも定期検診の際にご相談を受けることがあります。
日々一緒に過ごす親御さんだからこそ気づけることがあり、早めに相談することで安心につながります。
ここでは、実際に利用しやすい相談先をわかりやすくまとめました。
■ 歯科でできること
発音には、舌の動き・歯の位置・お口まわりの筋肉など、さまざまな要素が関わっています。
歯科では、まずお口の中の状態や舌の可動域などを丁寧にチェックし、「発音に影響がありそうか」を見極めることができます。
必要に応じて、大学病院(口腔リハビリテーション科など)への紹介にも対応しており、より細かな検査や専門的なリハビリが必要かどうかを判断してもらえる体制があります。
※多くの大学病院では「紹介状」が必要なため、どの歯科医院でも一度受診しておくとスムーズです。
■ 小学校の「ことばの教室」
将来的には、小学校入学後に「ことばの教室(言語指導教室)」を案内されるケースもあります。
学校を通じた支援で、構音やコミュニケーションのサポートを受けられる環境が整っています。
■ 未就学児でも相談できる“自治体の支援センター”
自治体によっては、就学前のお子さんでも専門家に相談できる窓口があります。
● 豊島区の場合
「豊島区立児童発達支援センター」 に言語聴覚士(ST)が在籍しており、
• 言葉の遅れ
• 発音のクセ(構音)
• コミュニケーション
• 吃音
など、幅広い相談ができます。
まずは発達支援センターに問い合わせてみるのも、とても良いスタートになります。
※人気のある機関なので、混み合うこともある点だけご留意ください。
■ どこに相談するのが正解?
正解は「ご家庭の状況に合ったところから、無理なくスタート」です。
• まず地域の発達支援センターに相談する
• 歯科でお口の状態をチェックしてもらう
• 必要に応じて大学病院を受診する
どれを先に選んでも問題ありません。
気になったときに、動きやすい窓口を選べば大丈夫です。

例えば、お口をよく動かすタイミングの食事の際に、
自然と滑舌トレーニングもいいかもしれません。
ぜひ、親子でご一緒に実践してみてください。
診療862日目、「人生105年の日」
2025年12月5日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
今日は、都道府県別、お口の健康意識調査をシェアしますね!
ご存知でしたか?【10月5日は「人生105年の日」】
2025年度【健口県ランキング】発表!
“お口”の健康意識の高さ1位は「群馬県」、47位は「青森県」
~5年以上歯科医院に行っていない人が全国でも「29.0%」~

「オーラルライフプロジェクト」の活動の一環として10月5日を「人生105年の日」と制定されました。さらに、いきいきと105年活きるために必要な、「お口の健康」についての意識向上を目的として「お口や生活習慣などに関する意識調査」の結果などのデータをポイント化し、各都道府県でランキング化しました。
■健口県ランキングトップ5

群馬県は定期的な歯科受診(63.3%) や フロス使用率(68.4%) が全国トップであり、「予防」意識が非常に強く、喫煙・飲酒・就寝前飲食など、口腔環境悪化リスクにつながる習慣が全国平均よりも低い傾向にありました。
また、口臭や歯ぐき出血など自覚症状が少なく、セルフケア+プロケアの両立で満足度が高いといえます。
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その一方で...
■健口県ランキングワースト5

青森県は「喫煙率」「飲酒率」「就寝前の飲食」「口臭」「口元の見た目(不満)」といった点においてすべてワースト1であり、
特に「喫煙率」は34.8%と全国平均(15.9%)を大きく上回ったことが今回のランキングに影響を及ぼしていました。
■調査結果詳細<日常の口腔ケア編>
・日頃の歯みがき習慣
全体的に9割以上が「毎日みがく」と回答。
一方で、福島県では1割が「ほとんどみがかない」と回答するなど、
日々のケアがなされていない人が一定数いることがわかりました。
・デンタルフロスや歯間ブラシの使用有無
アメリカの歯周病学会が1998年に発表したキャッチコピー「Floss or Die」にもあるように、フロスの使用は日頃の口腔ケアに欠かせません。
しかしながら、「毎日使用している」人は全体でも3割程度と、
高くないことがわかりました。毎日~月に数回使用者を足しあげると、群馬県が最も多く(68.4%)、三重県が最も低い(43.8%)結果となりました。
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歯間ブラシやデンタルフロスなどの歯間清掃器具を使用している人は昔と比較すると圧倒的に増えています。使用率が歯みがきと同等程度になることが理想的です。
フッ化物洗口については、意外に実施率が高い傾向にあります。「フッ化物洗口液」は歯科医院で販売されているものが推奨されますが、それよりも重要なのが「歯磨剤のフッ化物濃度」です。「フッ化物」に対する理解を深めていただき、歯磨剤を正しく使用することで、むし歯を防ぐことが肝要です。
歯ブラシは毎日使用するとそれだけ細菌も付着します。1か月に1回程度の交換を周知することが必要です。

■調査結果詳細<歯科医院への通院編>
・歯科メインテナンスへの通院
歯科メインテナンスへの通院(通っている+行くようにしている)は全国平均で51.3%。最も多かったのは群馬県(63.3%)でした。
・直近で歯科医院に行ったタイミング
特筆すべきは、「5年以上行っていない」人が全国で29.0%もいることです。歯科メインテナンスは、2〜3か月に一度の定期受診が望ましいとされる中、これだけの年数歯科医院に行っていない人がいることは、沈黙の病気といわれる歯周病などが放置され、静かに重症化している可能性が示唆されます。
歯科メインテナンスの通院は予防先進国であれば8割は超えているといわれています。健康を維持するためには、症状が無い時にこそ歯科医院に通うことがベストです。

■調査結果詳細<生活習慣編>
・喫煙習慣
「現在も吸っている」率は全国で15.9%。その倍近く上回ったのが、青森県(34.8%)でした。全体ランキングで順位を下げた大きな要因の1つといえます。
・飲酒習慣
「毎日飲む」+「週に数回飲む」の全国平均は30.5%。中でも青森県は41.3%と高い結果となりました。喫煙習慣に加え、口腔内、ひいては全身の健康への影響が懸念されます。
・就寝前の飲食の有無
「よくある」+「ときどきある」と回答した全国平均は33.1%でした。特に青森県は48.9%と全国平均よりも15ポイント以上上回っていました。
喫煙は血管収縮や白血球機能の低下などにより免疫力が落ち、口腔内の細菌バランスが崩れます。その結果、歯周病リスクが高まり、心肺機能にとどまらず口腔の健康にも悪影響を及ぼします。人は目先の欲求に流されがちですが、長期的に見れば「健康でいること」に勝るものはありません。
これらのデータがより多くの方に届き、口腔内の健康維持や生活習慣の改善が、全身疾患の予防につながることの理解が進むことを期待します。また、医療者サイドも、疾患の治療だけにとどまらず、より一層の「予防」の実践と啓発に努めることが急務といえます。

■調査結果詳細<健康意識編>
・口腔内の健康状態の満足度
「やや不満」+「非常に不満」と回答した人は全国平均で30.4%。島根県や静岡県では10ポイント以上上回っていました。
・全身の健康満足度(平均値)
自身の健康を10~0で示す設問では、全国平均値は5.7でした。都道府県単位でも大きな差異は無く、最大値は愛知県(6.2)と0.5ポイント差でした。
【意識調査概要】
調査対象:47都道府県の20代~60代の男女
調査人数:4,515人(※有効回答数、各都道府県100名となるようウエイトバック集計を実施)
調査期間:2025年9月9日~10日
診療861日目、マイナンバーカードってなんだ?
2025年12月4日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
12月2日より本格的にはじまったマイナ保険証について、
患者様からお問い合わせが増えてきたのでまとめてみました。

■ マイナンバーカードって何?
あなたの マイナンバー(12桁の番号) と 顔写真 がついたカードです。
プラスチック製でICチップ入り。身分証明書として使えます。
できること
•マイナンバーの証明ができる
•本人確認書類として使える(免許証がなくてもOK)
•健康保険証として使える
•証券口座などネットのサービスで本人確認に使える
•コンビニで住民票などの証明書を印刷できる
有効期限
•カード本体:発行から10回目の誕生日まで
※未成年は5回目の誕生日まで
•電子証明書:発行から5回目の誕生日まで
■ マイナ保険証って何?
マイナンバーカードを 健康保険証として使えるように登録したもの です。
病院や薬局の受付にある 顔認証付きの機械 にカードをかざすだけで、
保険証としての確認ができます。
マイナ保険証のメリット
1.自分の薬や病気の情報を共有でき、より良い医療が受けられる
2.高額医療費の手続きが不要になり、支払いが楽になる
3.救急時に、適切な処置や搬送先の判断に役立つ
4.医療費控除(確定申告)が簡単になる
5.医療スタッフの事務作業が減える
■ 従来の健康保険証はいつまで使える?
2024年12月2日から新方式に切り替わったけれど、
その時点でまだ有効な健康保険証は 最大1年間 使えます。
マイナカードがない人には「資格確認書」がもらえて、病院で困りません。
■ マイナンバーカードに大事な情報は入っている?
•医療情報、税金、年金など プライバシー性の高い情報はカードには入っていません。
•裏面の12桁の番号を知られても、勝手に悪用されることはありません。
•医療情報を見られるのは、あなたが「OK」したときだけです。
→保険治療に範囲で、お薬の処方に関して開示を同意する・しないを選べます。
■ もし失くしたら?
1.まず機能を停止(不正利用を防止)
2.個人番号カードコールセンターへ電話
3.警察で遺失物届を出して「受理番号」をもらう
4.市区町村で再発行の手続き
見つかった場合は機能停止を解除できます。
では、まだ未発行の方によく聞かれる
「いつまでに発行しなければいけないのか?」ですが、
「厳密には まだ発行しなければいなけい時期は決まっていません。」
ただし、下記の条件に当てはまる方は早めに発行しましょうね。
・保険証に切り替え(転職など)
・ライフイベントの後(引越しや結婚、離婚など氏名変更)
・本人確認証が必要
・マイナポータルを使う予定がある