診療987日目、子どもの虫歯予防「シーラント」は必要?

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診療987日目、子どもの虫歯予防「シーラント」は必要?

2026年6月11日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

子どもの虫歯予防「シーラント」は必要?

メリット・デメリットを歯科医療の視点で解説

お子様の定期検診で、歯科医師や歯科衛生士から

「シーラントを行いましょう」と提案されたことはありませんか。

  • 「虫歯がない歯なのに処置する必要があるの?」
  • 「削らないとは言われたけれど本当に大丈夫?」

このような疑問を感じる保護者の方は少なくありません。

シーラントは、虫歯ができてから治療するのではなく、

虫歯ができやすい部分を事前に守るための予防処置です。

 

特に子どもの奥歯は虫歯のリスクが高いため、

予防歯科では重要な役割を持っています。

この記事では、シーラントの仕組み、メリット・デメリット、

そして処置を検討する際に知っておきたいポイントを分かりやすく解説します。

 

シーラントとは?虫歯を防ぐ予防処置

シーラントとは、奥歯の噛み合わせ面にある細かく深い溝を、

歯科用のプラスチック樹脂(レジン)で薄くコーティングする処置です。

奥歯の噛み合わせの溝は非常に複雑な形をしており、

歯ブラシの毛先が届きにくい構造になっています。

そのため、歯磨きをしていても汚れが残りやすく、虫歯が発生しやすい場所です。

 

特に次の歯は虫歯のリスクが高いといわれています。

・乳歯の奥歯

・6歳頃に生えてくる「6歳臼歯(第一大臼歯)」

・生えたばかりの永久歯

生えたての歯はまだ石灰化が十分ではなく、歯質がやや弱い状態にあります。

さらに奥歯は歯ブラシが届きにくいため、虫歯ができやすい環境になりやすいのです。

シーラントは、この奥歯の溝にあらかじめフタをするように

樹脂を流して固めることで、細菌や汚れが入り込むのを防ぐ予防処置です。

 

シーラントのメリット🙆‍♀️

  • 虫歯になりやすい部分を守る

子どもの虫歯は、奥歯の噛み合わせの溝から発生するケースが多いといわれています。

この弱点を物理的に封鎖することで、虫歯の発生リスクを下げる効果が期待できます。

特に6歳臼歯は、一生使う大切な永久歯ですが、生え始めは歯ぐきに

半分隠れていることもあり、汚れが溜まりやすい歯です。

シーラントによってこの時期の虫歯を防ぐことが重要です。

 

  • 歯を削る必要がない

シーラントは虫歯治療とは異なり、健康な歯を削る必要がありません。

 

処置の流れは比較的シンプルです。

1 歯の表面をクリーニング

2 接着を良くする薬剤を塗布

3 シーラント材を流して固める

痛みもほとんどなく、短時間で終わる処置のため、小さなお子様でも受けやすい予防処置です。

 

  • フッ素による歯質強化

多くのシーラント材料にはフッ素が含まれており、処置後も微量のフッ素を徐々に放出します。

このフッ素の働きによって歯質の再石灰化が促され、酸に対する抵抗力が高まる効果が期待されます。

 

シーラントのデメリット・注意点🙅‍♀️

シーラントは虫歯予防に有効な処置ですが、「一度行えば完全に安心」

というものではありません。いくつか知っておきたい注意点があります。

 

  • シーラントが取れることがある

シーラントは歯を削らずに接着しているため、噛む力や食べ物の影響によって

欠けたり外れたりすることがあります。

 

特に以下のような食べ物は注意が必要です。

・ガム

・キャラメル

・ソフトキャンディ

・粘着性の高いお菓子

もしシーラントが取れてしまった場合でも、再度処置を行うことが可能です。

 

  • 欠けたまま放置すると虫歯の原因になることも

シーラントが一部だけ欠けてしまった状態で放置すると、

隙間に汚れや細菌が入り込み、内部で虫歯が進行する可能性があります。

そのため、定期検診で状態をチェックすることが重要です。

 

  • 処置中はお口を開けておく必要がある

シーラントをしっかり接着させるためには、

歯の表面を乾燥させた状態で処置を行う必要があります。

そのため処置中は、しばらくお口を開けておく必要があります。

歯科治療が苦手なお子様の場合は、無理に進めず、

慣れてから行うことが望ましい場合もあります。

 

シーラントは何歳頃に行うの?

シーラントを行うタイミングとして多いのは次の時期です。

・乳歯の奥歯が生えた頃

・6歳臼歯が生えてきた時期

・永久歯の奥歯が生えた直後

歯は生えたばかりの時期が最も虫歯になりやすいため、

萌出直後のタイミングで行うことが効果的とされています。

ただし、歯の生え方や虫歯リスクには個人差があるため、

歯科医院で状態を確認しながら判断することが大切です。

 

シーラントをしても歯磨きは必要?

シーラントは奥歯の溝を守る処置ですが、すべての虫歯を防ぐものではありません。

例えば次の場所はシーラントでは守れません。

・歯と歯の間

・歯ぐきとの境目

・歯の側面

そのため、毎日の歯磨きやフロスはこれまで通り大切です。

 

シーラントはあくまで虫歯予防の「補助的な方法」であり、

・正しいブラッシング

・定期検診

・フッ素ケア

と組み合わせることで、より高い予防効果が期待できます。

 

まとめ|子どもの歯を守るための予防処置

子どもの歯を長く健康に保つためには、虫歯ができてから治療するのではなく、

虫歯になりやすい時期に予防することが重要です。

 

シーラントは

・奥歯の溝を保護する

・歯を削らない

・虫歯リスクを下げる  といったメリットを持つ予防処置です。

当院では、お子様の歯の生え方や虫歯リスクを確認しながら、

最適なタイミングでシーラントをご提案しています。

お子様の虫歯予防について気になることがあれば、定期検診の際にぜひお気軽にご相談ください。

大切なお子様の歯を守るお手伝いを、私たち歯科医療スタッフが全力でサポートいたします。

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