診療1022日目、歯医者さんの麻酔ってどのくらいで切れる?切れた後の注意点
2026年7月30日
こんにちは!椎名町駅えがお歯科です。
今日のブログを読んでくださっている方の中に、
もしかして「今日、久しぶりに歯医者さんで虫歯の治療をして、
麻酔をしてきたばかり!」という方はいらっしゃいませんか?
「子どもの頃に治療して以来、ずーっと歯医者さんに行ってなかったから、今日の治療は本当に緊張した……」 「麻酔の注射も怖かったし、治療が終わった今も、唇や頬がじんわり痺れていてなんだか変な感じがする」
そんな風に、ドキドキしながらスマホでこのブログを開いてくれた方もいるかもしれません。
まずは今日のご治療、本当にお疲れ様でした!
怖がらずに一歩を踏み出して歯医者に来てくださったこと、とっても素晴らしいです。
でも、治療が終わった後も
「この麻酔、いつになったら切れるんだろう?」
「家に帰ってから気をつけることはある?」と、新たな不安が湧いてきますよね。
そこで今回は、治療初心者さんや怖がりな方に向けて、「歯医者さんの麻酔が切れる時間」と、
「麻酔が切れるまでに絶対に気をつけてほしい注意点」を分かりやすく優しく解説します!
ズバリ、歯医者さんの麻酔はどのくらいで切れる?
結論から言うと、歯医者さんで使う一般的な麻酔(局所麻酔)が効いている時間は、
治療が終わってから「だいたい2時間〜3時間」ほどです。

「えっ、そんなに長いの?」と思うかもしれませんね。
でも、これにはちゃんとした理由があります。治療中の痛みを完全にブロックするために、
麻酔は治療が終わった後もしばらくしっかりと効くように作られているのです。
ただし、この時間は一律ではなく、いくつかの条件によって変わります。
麻酔の時間が変わるポイント
-
治療した場所(上の歯 vs 下の歯): 実は、上のあごの骨は柔らかくて麻酔が効きやすく、比較的早く切れやすいです。逆に、下のあごの骨は厚くて硬いため、麻酔が効きにくく、一度効くと長持ちする傾向があります。下の奥歯の治療をした場合は、「3時間以上ピリピリしている」ということも珍しくありません。
-
麻酔の量や種類: 虫歯の深さや、治療の内容(神経の近くを触るなど)によって、麻酔の量を少し多めに調整することがあります。また、炎症が強い場合は麻酔が効きにくいため、追加で打つこともあり、その分切れるまでの時間は長くなります。
-
その日の体調や代謝: 麻酔はお体の代謝によってだんだんと分解されて切れていきます。そのため、汗をかきやすい方や代謝が良い方は早く切れやすく、体が冷えている方などは少し長引くことがあります。
感覚としては、一気にパッと切れるのではなく、
「2〜3時間をかけて、じわじわと感覚が戻ってくる」というイメージです。
ですので、焦らずにのんびり待ってみてくださいね。
麻酔が効いている間の「3つの大原則」

さて、ここからが本題です。 久しぶりに麻酔をした方に、
お家に帰ってから特に気をつけていただきたいトラブル防止のアドバイスを3つお伝えします。
麻酔が効いている間は、お口の周りの「痛みのセンサー」が眠っている状態です。
つまり、「傷がついても痛くないから、自分で自分を傷つけてしまう危険」があるのです。
① 唇や頬を「ガブッ」と噛まないように注意!
これが最も多いトラブルです。麻酔が効いていると、
唇や頬の裏側の粘膜がぷっくりと腫れているような、
あるいは感覚が全くない不思議な感覚になります。
中高生や大人の患者様でも、気になって「今どれくらい感覚がないのかな?」と、
おもしろがって唇をモグモグ動かしたり、軽く噛んで確かめたくなったりします。
でも、これは絶対にNGです!
感覚がない状態で噛んでしまうと、自分が思っている以上に強い力で「ガブッ」と
噛んでしまうことがあります。痛くないのでその場では平気なのですが、
数時間後に麻酔が切れた瞬間、「口の中が傷だらけで、口内炎になって激痛が走る……」
という悲しい事態になってしまいます。
麻酔が効いている間は、お口の周りを触ったり、モグモグ動かしたりせず、
なるべく「そっとしておく」のが一番安全です。
② 食事は「麻酔が完全に切れてから」が鉄則
治療が終わると、緊張が解けてお腹が空いてきますよね。
飲食の制限はありませんが、注意が必要です。
感覚がない状態でご飯を食べると、以下のような危険があります。
-
食べ物と一緒に、自分の頬の裏や舌を思いっきり噛んでしまう。
-
温かいお茶やスープ、ラーメンなどを飲んだ時、熱さを感じないため「大やけど」をしてしまう(これも麻酔が切れた後に激痛になります)。
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お口がうまく閉じないため、口の端からポロポロと食べ物や飲み物がこぼれてしまう。
どうしてもお腹が空いて我慢できないときは、麻酔が切れるまでの間、
お口からこぼさないようにゆっくりと流し込む程度に留めておきましょう。
③ 触りすぎない・気にするのをやめてリラックス
「触っても感覚がないのが怖くて、ずっと指で触ってしまう」という
怖がりな患者様もいらっしゃいます。 触りすぎるとお口の粘膜を爪で傷つけてしまう原因に
なりますので、家に帰ったら映画を見たり、ゲームをしたり、本を読んだりして、
お口のことを忘れてリラックスして過ごすのが一番の解決策です。
もし「麻酔が切れた後に痛んだら」どうする?
怖がりな方にとって、一番心配なのは
「麻酔が切れた後、ものすごく痛くなったらどうしよう……」ということですよね。
虫歯が深かった治療の後は、麻酔が切れるとともに、歯の神経が「うっすらズキズキ」と
痛み出すことがあります。
これは、治療で歯を削ったときの振動や熱による一時的な刺激(炎症)が原因です。

怖がらなくて大丈夫!対処法はこれ
-
「痛くなりそう」と思ったら、我慢せず痛み止めを飲む: 治療後に歯医者さんから痛み止め(頓服薬)が処方された場合は、麻酔が完全に切れて痛みがピークに達する前に、先回りで飲んでしまって大丈夫です。「あ、ちょっと感覚が戻ってきたな。なんとなくズキズキしそうだな」というタイミングで飲むと、お薬がスムーズに効いて痛みを最小限に抑えられます。
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当日は静かに過ごす: 激しい運動をしたり、お風呂に長く浸かって血行が良くなると、歯の神経がドクドクと痛みやすくなります。治療した当日は、シャワー程度にして、早めにベッドに入ってゆっくり休みましょう。
ほとんどの場合、この痛みは数日ほどで自然と落ち着いていきますので、安心してくださいね。
久しぶりの治療を乗り越えたあなたへ
子どもの頃ぶりの虫歯治療。 「キーン」という音を聞くだけで心臓がバクバクしたでしょうし、
麻酔の注射を待つ間は逃げ出したいくらい怖かったかもしれません。
それでも今日、あなたは自分の健康のために勇気を出して治療を乗り越えました。
それは本当に素晴らしいことです!
今回治療したことで、お口の中の虫歯の菌はリセットされ、
これからまた美味しいものをたくさん食べられる健康な状態へと一歩近づきました。
麻酔が切れるまでの2〜3時間は少し不自由ですが、今日ご紹介した注意点を守って、
どうかお家でゆっくりとご褒美の時間を過ごしてくださいね。
もし、数日経っても痛みが全く引かない場合や、何か気になることがあれば、
決して一人で不安がらずに、いつでもお気軽に椎名町駅えがお歯科へお電話ください。
あなたの勇気ある一歩を、私たちはこれからも優しい治療と笑顔で、全力でサポートしていきます!
診療1017日目、大人の虫歯は気づきにくい?「昔治療した歯」の落とし穴
2026年7月23日
こんにちは!椎名町駅えがお歯科です。
突然ですが、みなさんは「昔、虫歯治療をして銀歯やプラスチックを詰めた歯」を、
今でも「もう治ったから大丈夫!」と思っていませんか?
20代から40代にかけては、仕事や家事、子育てなどで毎日がとにかく忙しい時期ですよね。
「最後に歯医者に行ったの、何年前だっけ……?」
「痛いところもないし、わざわざ時間を作って検診に行くのも面倒だな」
そう考えて、ついつい定期健診から足が遠のいている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ここに「大人の虫歯」の最大の落とし穴が隠されています。
実は、大人の虫歯で最も多く、そして最も厄介なのが、
過去に治療したはずの「詰め物や被せ物の下」でこっそり再発する虫歯なのです。

今回は、この大人特有の虫歯「二次カリエス」の怖さと、なぜ気づきにくいのか、
そしてどうすれば大切な歯を守れるのかについて、詳しく丁寧にお話ししていきます。
子どもの虫歯と何が違う?
大人特有の虫歯「二次カリエス」とは
子どもの頃の虫歯といえば、「歯の表面の溝」や「歯と歯の間」に黒い穴があき、
冷たいものがキーンとしみたり、ズキズキ痛んだりするイメージが強いかと思います。
つまり、「見た目」や「痛み」で比較的気づきやすいのが特徴です。
これに対して、大人の虫歯の代表格が「二次カリエス(二次むし歯)」です。
カリエスとは専門用語で「虫歯」のことです。
つまり「二次むし歯」とは、
過去に一度虫歯治療をして、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)をした場所に、
再び虫歯ができてしまう現象を言います。
なぜ治療したのにまた虫歯になるの?
「歯医者さんできちんと削ってフタをしたんだから、もう虫歯菌は入らないはずでは?」と思いますよね。
確かに、治療した直後はピッタリとはまっています。
しかし、毎日温かいものや冷たいものを食べ、何十キロという強い力で
毎日ガチガチと噛み合わせているうちに、歯と詰め物を繋いでいる
「歯科用のセメント(接着剤)」は、年月とともに少しずつ劣化して溶け出していってしまいます。
接着剤が溶けると、目には見えないほどの「わずかな隙間」が生まれます。
お口の中の虫歯菌はマイクロメートル単位の非常に小さな生き物ですから、
そのわずかな隙間から、喜んで詰め物の内側へと侵入していくのです。
「痛くないから大丈夫」が一番危ない!二次カリエスの恐怖
二次カリエスの最も恐ろしいところは、
「かなり進行するまで、自分では絶対に気づけない」という点にあります。
気づけない理由は大きく分けて2つあります。
① 虫歯が「詰め物の影」に隠れて見えない
虫歯菌は、詰め物と歯の隙間から「内側へ、内側へ」と進んでいきます。
表面はキラキラした銀歯や白いセラミックで覆われているため、
鏡で自分の口をいくら覗き込んでも、初期段階では異変にまったく気づけません。
② 神経を抜いた歯は「痛み」を感じない
もし過去の治療で「神経を抜いた歯(失活歯)」だった場合、
どんなにその下で虫歯が広がって歯がボロボロに溶けていても、
痛みを感じるセンサーがないため、全く痛みがありません。
「痛くない=健康」ではなく、「痛む神経すらないから、静かに崩壊が進んでいる」と
いう状態が、大人の口の中では本当によく起こっているのです。
そのため、ある日突然「ポロッと銀歯が取れた」と思って歯医者に駆け込んだ時には、
詰め物の下が一面真っ黒に溶けていて、「もう歯の根っこしか残っていないため、
抜歯するしかありません」と宣告されてしまうケースも少なくありません。
要注意!
二次カリエスになりやすい
「補綴物(詰め物・被せ物)」の種類
実はお口の中に入っている詰め物や被せ物(専門用語で補綴物:ほてつぶつ と言います)の
種類によって、この二次カリエスになるリスク(なりやすさ)は大きく変わります。
みなさんのお口の中にある歯を思い浮かべながら、チェックしてみてください。
1. 【リスク:高】保険診療の「銀歯」(金銀パラジウム合金)

日本の保険診療で長く使われているいわゆる「銀歯」は、安価で強度がある反面、
二次カリエスのリスクが最も高いと言われています。
2. 【リスク:中】保険診療の「歯科用プラスチック」(レジン)

前歯の治療や、小さな虫歯の時に使われる白いプラスチックの素材です。
3. 【リスク:低】自由診療の「セラミック」「ゴールド」

陶器と同じ素材の「セラミック」や、貴金属である「ゴールド(金歯)」です。
定期健診で見つけるメリット。仕事や暮らしを守るために
20〜40代のみなさんにとって、時間はとても貴重な資産です。
だからこそ、「痛くなってから歯医者に何度も通う」よりも、
「痛くなる前に定期健診でサクッと終わらせる」ほうが、結果的に時間もお金も圧倒的に節約できます。
歯科医院の定期健診には、自分では気づけない二次カリエスを早期発見できる大きなメリットがあります。
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レントゲン検査で「見えない下」をチェック: 目視では見えない銀歯の下の影も、歯科医院で定期的にレントゲン(または最新の検査機器)を撮影することで、初期の段階で「あ、ここに隙間ができて虫歯が始まっているな」と見つけることができます。
-
最小限の治療で済む: 初期に見つけることができれば、古い詰め物を外して、ほんの少しだけ削って新しくやり直すだけで済みます。治療回数も1〜2回で終わることが多く、大切な「神経」や「歯そのもの」を失わずに残せます。
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プロのクリーニングで隙間を作らせない: 定期健診で行うプロのクリーニング(PMTC)は、詰め物の「境目」に溜まった頑固なプラークを徹底的に除去します。これにより、そもそもセメントを劣化させる原因を作らせず、今ある詰め物を長持ちさせることができます。
忙しい毎日だからこそ、お口の「メンテナンス」を
美容院に定期的に髪を整えに行ったり、車を車検に出したりするのと同じように、
毎日フル回転で働いてくれている私たちの「歯」にも、定期的なメンテナンスが必要です。
昔治療した歯が多い人ほど、実は二次カリエスの爆弾を抱えている可能性が高くなります。
「そういえば、あの銀歯を入れてからもう5年以上経つな……」
そう気づいた時が、大切な歯を守る絶好のタイミングです。
痛みのない今だからこそ、ぜひ一度、椎名町駅前えがお歯科へ
お気軽にお口の健康チェックにいらしてください。
平日のリフレッシュに、あるいは週末のスキマ時間に、
みなさんのご来院をスタッフ一同笑顔でお待ちしております!
診療1012日目、「消毒」「除菌」「殺菌」のちがいを知っておこう!
2026年7月16日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
小学生のいるご家庭へ
手洗い・うがいは「一番身近で、いちばん強い予防」です

毎日元気に学校へ通う小学生。
その一方で、風邪やインフルエンザ、胃腸炎など、集団生活ならではの感染症も気になりますよね。
「アルコール消毒をしているから大丈夫」
そう思っていませんか?
実は、子どもの感染予防で本当に大切なのは、手洗いとうがいです。
今回は、保護者の方に知っておいてほしい“正しい予防の考え方”を、歯科医院の視点からお伝えします。
「消毒」「除菌」「殺菌」…実は意味が違います
ドラッグストアには
「消毒」「除菌」「殺菌」と書かれた商品が並んでいますが、
これらはすべて同じ意味ではありません。
• 消毒:菌やウイルスを感染しにくい状態にする
• 除菌:数を減らす
• 殺菌:菌を死滅させる
大切なのは、
👉 どの場面で、どの方法が必要か を知ることです。
新型コロナやインフルエンザに効くのは「アルコール」
新型コロナウイルスやインフルエンザは、
アルコールで壊れやすい構造をしています。
そのため、
• 手すり
• ドアノブ
• 共有物
などには、アルコール消毒が有効です。
ただし、使い方を間違えると効果は下がります。
アルコール消毒の大事なポイント
✔ 濃度は70%以上
消毒用アルコールは、70%以上のものを選びましょう。
✔ 手が「乾いてから」使う
手洗い直後で手が濡れたままだと、
アルコールが薄まり、十分な効果が出ません。
💡 ここがポイント
子どもは「急いでシュッ」が起こりがち。
タオルでしっかり拭いてからが大切です。
子どもには「手洗い」がいちばん大事
「アルコールは子どもに使わせていいの?」
と不安になる保護者の方も多いと思います。
実は、正しい手洗いだけでも十分な予防効果があります。
厚生労働省によると、
• 石けんで10秒もみ洗い
• 流水で15秒すすぐ
これだけで、ウイルス量は大きく減少します。

👉 小学生には
「帰ったら手洗い」→「うがい」
この習慣づけが何より重要です。
ノロウイルスにはアルコールが効きません
冬場に流行しやすい
• ノロウイルス
• ロタウイルス
これらはアルコールが効きにくいウイルスです。
この場合は
• 石けんでの手洗い
• 洗剤を使った清掃
が有効になります。
お家の中は「洗剤+こまめな掃除」で守れます
キッチンや床、おもちゃなどは、
洗剤に含まれる界面活性剤でもウイルス対策ができます。
特別なものを揃えなくても、
毎日の掃除が感染予防につながると考えてください。
塩素系漂白剤を使うときの注意点
ドアノブやトイレの消毒には、
薄めた塩素系漂白剤が有効です。
ただし、
• 金属製には使わない
• 手指には絶対に使わない
• 作り置きしない
この3点は必ず守りましょう。
まとめ|子どもを守る一番の習慣
✔ 帰宅後の手洗い・うがい
✔ 正しい手洗いの習慣
✔ 家庭内のこまめな掃除
これらは、どれも特別な道具がなくてもできる予防です。
歯科医院として、
お口の健康だけでなく、ご家族全体の健康を守る情報も大切にしています。
ご家庭での感染対策について、
気になることがあればお気軽にご相談ください。
診療1007日目、「一口の大きさ」が 体型に影響しているかも?
2026年7月9日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
実は「一口の大きさ」が、
体型に影響しているかもしれません
「昔と食べる量は変わらないのに、体重が増えてきた」
「忙しい毎日で、ついパパッと食べてしまう」
40代になると、こんな声をよく耳にします。
年齢のせい、運動不足のせい……そう思いがちですが、
食べ方そのものが関係している可能性があることをご存じでしょうか。

最近の歯科分野の研究で、
“速く食べること”よりも「一口の大きさ」が、
体型や内臓脂肪と関係していることが分かってきました。
「速食い」はスピードの問題ではなかった?
これまで「速食いは太りやすい」と言われてきましたが、
実は「どれくらい速いのか」「何が原因なのか」は、
はっきりしていませんでした。
そこで行われたのが、
噛み方や食べ方を細かく調べる研究です。
食事中に
• 何回噛んだか
• どれくらいの時間食べていたか
• 何口で食べ終わったか
といった点を調べ、体重やお腹まわりとの関係を分析しました。
注目されたのは「何口で食べているか」
研究の中で、特に関係が深いと考えられたのが
「何口で食べたか」という点でした。
口数が少ない人、つまり
一口が大きい人ほど、体重や内臓脂肪が多い傾向が見られたのです。
一口が大きいと、
• 噛む回数が少なくなる
• 食事が早く終わる
• 満腹感を感じる前に食べ終えてしまう
こうした流れが、知らないうちに「食べ過ぎ」につながっている可能性があります。
今日からできる、ちょっとした工夫
「よく噛まなきゃ」「何回噛めばいいの?」
そう意識すると、食事が少し窮屈になりますよね。
でも、この研究が教えてくれるポイントはとてもシンプルです。
一口を、ほんの少し小さくする。
それだけで、自然と噛む回数が増え、
食事にかかる時間もゆっくりになります。
例えば、
• おにぎりを一気に頬張らず、分けて食べる
• 口の中が空いてから次の一口を入れる
• 食事中、箸を一度置いてみる
無理なく続けられることからで十分です。

Q.ニンジンを「一口大」に切る場合は何cmでしょうか?
①2cm
②3cm
③5cm
正解は…
A. ② 3cmです。
一口大は、一尺(約30cm)の1/10で「一寸」(約3cm)から
来ていると言われています。
昔から日本人の大人の口に食べやすいベストなサイズということなのだそうです。
ペットボトルのふた(直径約2.8cm)や500円玉硬貨(直径2.65cm)が目安です。
お箸でもつかみやすく、口の中で噛みやすく食べやすい…
これがまさに「一口大」です。
また、煮崩れも防げて味も良く染みる、料理にピッタリなサイズです。
さらに、レシピによく登場する「食べやすい大きさに切る」も、
一口大と同じでおよそ3cm四方です。また、にんじんだけでなく、
大根やじゃがいもなど他の野菜に関しても、「一口大」はおよそ3cm目安となっています。
「小さめの一口大」や「大きめの一口大」と表記されていたら、
これらは3cm四方を目安に「小さめの一口大」をおおよそ2cm、
「大きめの一口大」は約4cmと覚えておくと便利です。
「噛める口」は、健康づくりの土台
歯科では、虫歯や歯周病だけでなく、
しっかり噛めることをとても大切にしています。
噛める歯があることで、
• 食事をゆっくり楽しめる
• 満腹感を感じやすくなる
• 体への負担も減りやすい
口の健康は、実は全身の健康とも深くつながっています。
40代は、食べ方を見直すちょうどいいタイミング
食事制限やハードな運動を始める前に、
まずは「一口の大きさ」を意識してみてください。
小さな習慣の変化が、
これから先の体と健康を、静かに支えてくれるはずです。
診療1002日目、歯が42本ある男性がギネス認定!
2026年7月2日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
そろそろ夏休みが近づいてきましたね!
自由研究のお助けになればと、
歯のニュースをシェアしますね!
歯が42本ある男性がギネス認定
「歯が多い」は珍しい?過剰歯と癒合歯を歯科的にわかりやすく解説
「歯の本数が人より多いかもしれない」
そう聞くと、少し驚かれる方が多いかもしれません。
先日、マレーシアの33歳男性が42本の歯を持つ男性として、
Guinness World Records(ギネス)に認定されたというニュースが話題になりました。
一般的に成人の歯の本数は、親知らずを含めて32本です。

見本の画像は下に2本親知らずがある30本です。
それに対して、この男性は10本多い42本の歯が確認され、
さらに歯ぐきの中に埋まった歯が2本見つかったと報じられています。
ご本人は健康上の大きな問題はなく、
毎日の歯磨きやフロスで丁寧に管理しているとのことでした。

このニュースを見て、
- 「歯が多いことってあるの?」
- 「子どもの歯でも起きる?」
- 「逆に歯がくっついている人もいるの?」
そんな疑問を持った方もいるかもしれません。
今回は、ニュースをきっかけに
過剰歯(かじょうし)や癒合歯(ゆごうし)について、
歯科の視点からわかりやすくお話しします。
成人の歯は何本が普通?
まず、通常の歯の本数を整理すると、
- 乳歯(子どもの歯)は20本
- 永久歯(大人の歯)は28本
ここに親知らず4本を含めると32本
これが一般的な本数です。
そのため42本というのは、歯科的にもかなり珍しいケースといえます。
ギネスブックに載るほどですからね!
歯が多い「過剰歯」とは?
本来より多く歯ができる状態を、
歯科では過剰歯(かじょうし)と呼びます。
歯の芽(歯胚)が通常より多くできてしまうことで起こると考えられています。

過剰歯ができやすい場所
特に多いのは、
- 上の前歯の真ん中
- 奥歯の後ろ
- 下あごの小臼歯部 です。
中でも有名なのが、上の前歯の間にできる
正中過剰歯(せいちゅうかじょうし)です。

この歯があると、
- 前歯が生えてこない
- 歯並びがずれる
- すきっ歯になる
- 隣の歯を押す ことがあります。
過剰歯は珍しいの?
過剰歯そのものは、実はそこまで珍しくありません。
発生頻度はおよそ1〜3%程度といわれています。
100人いれば1〜3人程度にみられる計算です。
ただし、多くても1〜2本で、
今回のように10本以上の過剰歯があるケースは非常にまれです。
そのため世界的にも注目されたわけですね。
歯科医師でも、勤務年数の中で一度見るかどうかというレベルかもしれません。
過剰歯は必ず抜くの?
「歯が多いなら全部抜いた方がいいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。
歯科では、
- 歯並びに影響しているか
- 隣の歯を押していないか
- 噛み合わせに問題があるか
- 炎症があるか
- 将来的にリスクがあるか を見て判断します。
抜歯をすすめることが多い場合
次のようなケースでは抜歯を検討します。
- 永久歯が生えてこない
- 矯正の妨げになる
- 歯根を傷つける
- のう胞ができる
- 清掃しにくい
逆に、問題がなければ経過観察になることもあります。
つまり、歯が多い=すぐ抜歯ではありません。
反対に「歯がくっつく」癒合歯とは?
歯が多いとは逆に、
2本の歯がくっついて1本のようになることがあります。
これを癒合歯(ゆごうし)といいます。

癒合歯の特徴
癒合歯では、
- 歯が大きく見える
- 本数が少なく見える
- 歯磨きしにくい
- 虫歯になりやすい ことがあります。
特に乳歯で見られることがあり、下の前歯に多い傾向があります。
保護者の方が
- 「歯の形が大きい」
- 「歯が一本足りない気がする」 と気づくこともあります。
癒合歯と過剰歯はどう違う?
簡単にいうと、
- 過剰歯→ 歯の数が増える
- 癒合歯→ 歯がくっついて本数が減って見える
同じ「歯の本数の違和感」でも、意味はまったく異なります。
見た目だけでは判断しづらいため、レントゲンで確認することが多いです。
子どもの歯でも起こる?
過剰歯も癒合歯も、子どもの歯で見つかることがあります。
特に学校検診や定期検診で
- 永久歯が出てこない
- 歯の本数が合わない
- 歯並びが気になる といった時に見つかることがあります。
子どものうちに見つかると、
将来の歯並びへの影響を減らしやすくなります。
歯科医院で確認できること
気になる場合、歯科医院では
- 口腔内診査
- パノラマレントゲン
- 必要に応じてCT などで確認できます。
見た目ではわからなくても、
歯ぐきの中に埋まっているケースもあります。
- 「歯の本数が気になる」
- 「左右で違う」
- 「なかなか生えてこない」
そんな時は、自己判断せず相談することが大切です。
歯の本数にも個人差がある
歯は、誰でも同じように生えてくるように見えて、
実はとても個人差があります。
- 歯が多い人
- 歯が少ない人
- 形が違う人
- くっついている人
珍しいことではあっても、それだけで異常とは限りません。
大切なのは、その歯が機能しているか
将来トラブルにならないかを見極めることです。
気になるときは早めの確認を
今回の42本の歯を持つ男性のニュースは、とても珍しい例ではあります。
けれどそこから分かるのは、歯の本数にも想像以上に個人差がある
ということです。
もしご自身やお子さまで、
- 歯が多い気がする
- 本数が合わない
- 形が違う
- 生え方が気になる
そんな時は、
早めに歯科医院で確認してみてください。
歯は「気づいた時」が、
いちばん相談しやすいタイミングかもしれません。