診療757日目、歯ブラシの歴史
2025年6月26日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
私たちが毎日何気なく使っている「歯ブラシ」。
今日は歯ブラシの歴史についてのに話です。。実はそのルーツ、日本では1300年以上も遡ります。
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🎋奈良時代:ハブラシのご先祖は「楊枝」
時は奈良時代。遣唐使たちが持ち帰ったのが「楊枝(ようじ)」でした。
厳密には今の爪楊枝とは違います。木の枝の先を噛んで繊維状にほぐして使う、いわば**「天然毛の歯ブラシ」**です。まさにナチュラルケアの先駆けとも言えるでしょう。仏教の「身を清める」文化も後押しして、貴族の間で使われ始めます。
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🏮江戸時代:「房楊枝」登場!ちょっと進化します!
江戸に入ると、庶民の間でも歯磨き習慣が広がります。
馬の毛や植物の繊維を束ねた「房楊枝(ふさようじ)」が登場!職人が作る手作りブラシは高級品でした。今なら「江戸プレミアムケア」ブランドになっていたかもしれません。
同時期、「歯磨き粉」も登場します。といっても当時は貝殻の粉や塩など、ちょっと硬派なラインナップです。
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🇯🇵明治時代:近代ハブラシが上陸!
明治の文明開化は、お口の中にも到来します。
欧米から輸入された「柄付きブラシ」が登場し、ついに現代の歯ブラシの原型が日本でも普及し始めました。最初は輸入品が中心でしたが、すぐに国産製造もスタートします。
ちなみにこの頃の日本人の虫歯率、実はまだ低かったのです。理由は…
甘いお菓子がまだ贅沢品だったからです!
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📦昭和時代:ナイロン革命で現代ハブラシへ
戦後の昭和20年代。歯ブラシの世界に「ナイロン毛」が登場!
プラスチックの柄と組み合わさり、今のスタンダードな形が一気に定着します。
ここから日本の**「朝は歯磨き、夜も歯磨き、旅行にも持っていく」**文化が定着していきました。
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💡ちょっとだけ今日の雑学まとめ
• 歯ブラシのご先祖は「楊枝」
• 明治時代に今の形が日本上陸
• 昭和にナイロン毛が登場し現代仕様に!
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🎙えがお歯科からのひとことアドバイス
現代の歯ブラシは1300年の進化の賜物です。nせっかくなら正しいブラッシング法で、ご先祖様もびっくりの健康な歯をキープしましょう!






