診療639日目、げっぷ障害

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診療639日目、げっぷ障害

2024年12月10日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

今日は「げっぷ」のお話です。

 

まずは「げっぷ」の仕組みから。

げっぷとは、胃の中に溜まった空気が食道から出てくることで起こる生理現象です。

ではなぜげっぷが出るのでしょうか?人には食道と胃のつなぎ目に下食道括約筋という筋肉があり、

食道への空気逆流を防いでいます。ところが、胃のなかの空気が増え過ぎて内圧が高まると、

この筋肉がゆるみ食道の方に空気が漏れてげっぷが出るのです。知っていましたか?

空気は呼吸により肺だけでなく、食事中や会話中にも知らないうちに胃の中へも取り込まれているのです。

 

げっぷがよく出る原因は沢山ありますが、

①過度なストレス(胃腸の動きが悪くなり、消化不良を招く)

②胃腸の病気(逆流性食道炎や胃炎、十二指腸潰瘍など)

③便秘症(腸内にガスが溜まり易い)

④悪い食生活(偏った食事や過度な摂取)

⑤姿勢の悪さ ⑥過度に歯を噛みしめること(唾液の分泌が増えて空気を沢山飲み込む)、などが挙げられます。

逆にげっぷが出ないようにする対処方法として、

①ゆっくりと食事をする

②リラックスしてストレスを溜めない

③姿勢を良くする

④バランスの良い食事を心がける

⑤お腹を温める

⑥刺激のある嗜好品は避ける

⑦就眠前の3時間は食事を避ける、などが有効でしょう。

『たかが〝げっぷ〟と侮るなかれ!』 げっぷが長い間治まらず、胸やけ、胃痛、胃もたれ、吐き気など

他の症状も認める場合は、消化器疾患が原因の可能性があります。

その場合は、医療機関を受診して胃カメラ検査等をお勧めします。

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日本の成人1.5%が「げっぷ障害」、噛む回数や食べる量などが影響-大阪公立大

日本における「げっぷ障害」の頻度や発症に関与する因子は不明だった

大阪公立大学は8月7日、噛む回数が多すぎても少なすぎても「げっぷ障害」に影響することを

明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科消化器内科学の藤原靖弘教授、

小林由美恵病院講師、沢田明也病院講師らの研究グループによるものです。

研究成果は、「The American Journal of Gastroenterology」にオンライン掲載されています。

げっぷは本来、先ほども書いたように生理現象の一つです。

さまざまな消化器疾患(胃食道逆流症(GERD)や機能性ディスペプシアなど)の症状としても重要になります。

日常生活に支障のあるげっぷは、本人にとって深刻な症状であり、生活の質を妨げてしまいます。

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国際的な基準(ローマIV分類)では、機能性消化管疾患の一つとしてげっぷ障害が掲げられています。

グローバルな調査では、げっぷ障害の頻度は全世界で成人の約1%と報告されているが、

日本における頻度や発症に関与する因子は明らかになっていませんでした。

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日本の成人1万人を対象にWeb調査を実施、げっぷ障害あり1.5%

研究グループは今回、一般成人1万人を対象にWeb調査を行い、げっぷ障害の頻度と

疾患や生活習慣(食べる速度、咀嚼回数、炭酸飲料水の摂取頻度、満腹まで食事を取るかなど)との関連、

さらにSF-8質問紙票を用いて健康関連QOLに与える影響を調査しました。

その結果、ローマIV基準による「週に4日以上煩わしいげっぷを訴えるげっぷ障害」は151人(1.5%)に認められました。

また、げっぷ障害がない人と比較して、GERD(オッズ比4.35倍)、機能性ディスペプシア(1.93倍)、

甲状腺疾患(3.64倍)を抱えている人が多いことがわかった。さらに、食べる速度が速い(1.54倍)

または極端に遅いこと(1.85倍)、満腹まで食べること(1.54倍)、咀嚼回数が極端に少ない(1.44倍)

または極端に多い(2.43倍)ことが、げっぷ障害の発症と関連することが判明しました。

げっぷ障害が身体的・精神的健康関連QOLを低下させることも判明

そこで、さらに詳しく関連を調べるために多変量解析を行ったところ、GERD、機能性ディスペプシア、

甲状腺疾患の有無、満腹まで食べること、咀嚼回数が極端に少ない、または多いことが、

特にげっぷ障害の発症に関連することがわかりました。一方で、炭酸飲料水の摂取頻度とは関連が認められませんでした。

他にも、げっぷ障害は身体的・精神的健康関連QOLを低下させることも明らかになりました。

 

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