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診療972日目、歯科検診のその後のお話。ノンシュガーなら大丈夫ですよね?

2026年5月21日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

今回は歯科検診のその後のお話をします!

“ピンクに紙”であることが多いので検診用紙のことを

「ピンクの紙はもらいましたか?」と春秋と尋ねることが増えます。

もらわなくて安心・もらって心配と一筋縄での判断は進めません。

その理由をご一読くださると嬉しいです!

 

学校検診のあとに知っておきたい「虫歯になりにくいおやつ」の考え方

学校の歯科検診が終わるこの時期、

「虫歯はありませんでした」と言われて安心した人もいれば、

「小さい虫歯がありますね」と言われて少し気になった人もいるかもしれません。

中学生や高校生になると、子どもの頃よりも行動範囲が広がり、コンビニでお菓子を買ったり、

勉強中に飴をなめたり、友達と甘い飲み物を飲んだりする機会が増えてきます。

 

切り口は健康、ダイエットなど多数ありますが

「砂糖入りはよくないけど、ノンシュガーなら大丈夫だよね?」

という疑問が浮かぶようなCMが増えているように感じます。

たしかに「ノンシュガー」と書いてあると、歯にもやさしそうな印象を受けます。

では本当に、ノンシュガーのお菓子なら虫歯を気にしなくていいのでしょうか。

今回は、学校検診のあとだからこそ知っておきたい、

虫歯とノンシュガーの本当の関係についてわかりやすくお話します。

 

虫歯は「食べた量」より「食べている時間」が大切

虫歯というと、「甘いものをたくさん食べると虫歯になる」

と思われがちです。

もちろんそれも間違いではありません。

でも実際には、もっと大切なのは

何を食べたかより、どれくらい長く口の中にあるかです。

口の中には、虫歯の原因になる細菌がいます。

その細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖を使って酸を作ります。

その酸によって歯の表面が少しずつ溶けることで、虫歯が始まります。

食べるたびに口の中では次のようなことが起きています。

 

食べる

糖が口に入る(細菌が反応する

酸を作る(歯が溶け始める

口の中が酸性になる(唾液が元に戻す

再石灰化が起きる

 

本来は唾液が歯を守ってくれます

しかし、何度も何度も食べ続けていると、歯を修復する時間がなくなってしまいます。

これが、「だらだら食べはよくない」と言われる理由です。

 

特に注意が必要なのが、

  • キャラメル
  • ヌガー
  • グミ
  • ソフトキャンディ

のような、口の中に長く残るお菓子です。

 

これらは短時間で食べ終わるお菓子と違い、長い時間、歯の近くに糖がある状態

になりやすい特徴があります。

 

たとえばチョコレートは比較的すぐ溶けますが、飴は10分以上なめ続けることもあります。

その間ずっと口の中が酸性に傾きやすいため、虫歯のリスクが高くなります。

つまり問題は、甘いかどうかだけでなく、口の中にいる時間なのです。

 

では「ノンシュガー」なら大丈夫?

最近はコンビニでも、

  • 「ノンシュガー」
  • 「シュガーレス」

と書かれた飴を見かけるようになりました。

 

「砂糖が入っていないなら虫歯にならないのでは?」

と思うかもしれません。

 

実際、普通の砂糖入りの飴よりは、虫歯リスクは低いと考えられています

なぜならノンシュガー商品には、砂糖の代わりに次のような甘味料が使われていることが多いからです。

  • キシリトール
  • ソルビトール
  • マルチトール
  • エリスリトール

これらは「糖アルコール」と呼ばれ、虫歯菌が酸を作りにくい甘味料です。

そのため、砂糖入りよりは歯にやさしいというのは事実です。

 

でも「ノンシュガー=完全に安全」ではない

ここで大切なのは、ノンシュガーだから無条件で安心ではないということです。

 

理由は3つあります。

① 長時間なめる習慣は変わらない

たとえ砂糖が入っていなくても、飴をずっと口に入れていると、

  • 口の中が乾きやすい
  • 一部に成分が残りやすい
  • 唾液のバランスが乱れやすい

ことがあります。

つまり、「長時間口に入れている」習慣そのものは、

歯にとってあまり理想的ではありません。

 

酸味料が入っていることがある

ノンシュガーのキャンディには味をよくするために、

  • クエン酸
  • リンゴ酸

などが入っていることがあります。

これらは虫歯菌とは別に、歯を酸で溶かす原因になることがあります。

これは虫歯ではなく、酸蝕症(さんしょくしょう)

と呼ばれる別のトラブルです。

甘くなくても歯に負担になることがあるのです。

 

「ノンシュガー」と「キシリトール100%」は違う

ここは意外と知られていません。

  • ノンシュガー砂糖が入っていないだけ
  • キシリトール100%甘味料がすべてキシリトール

この違いがあります。

 

キシリトール100%とは?

キシリトール100%とは、

甘味料として使われているものが

すべてキシリトールである

という意味です。

キシリトールは虫歯菌が利用しにくいため、

  • 酸を作りにくい
  • 虫歯菌の活動を抑えやすい
  • 唾液が出やすい

という特徴があります。

歯科医院でキシリトールガムがすすめられることがあるのはこのためです。

 

ノンシュガーでもキシリトール100%でないことがある

たとえば「ノンシュガー」と書いてあっても、

実際には甘味料が

  • キシリトール少量
  • マルチトール
  • ソルビトール

など複数混ざっていることがあります。

 

つまり、ノンシュガー = キシリトール100%

ではありません。

⚠️勘違いしやすいので注意が必要です。

 

パッケージの見方

選ぶときは、パッケージの裏にある原材料を見てみてください。

原材料の最初にキシリトールと書かれていて、

他の糖類が少ないものは比較的おすすめです。

逆に、

  • 還元水飴
  • マルチトール
  • 砂糖

などが多い場合は、

「ノンシュガー」でも虫歯予防目的としては弱いことがあります

 

中高生におすすめの考え方

おやつを完全にやめる必要はありません。

大切なのは、食べ方を変えること

です。

おすすめは次の3つです。

① だらだら食べしない

・時間を決めて食べる

② 飲み物は水かお茶を選ぶ

・糖分を減らしやすい

③ ガムならキシリトール100%を選ぶ

・歯にやさしい

これだけでも、虫歯のリスクはかなり変わります。

 

いちばん大切なのは「何を食べるか」より「どう食べるか」

虫歯予防というと、「甘いもの禁止」と思われがちですが、

実はそうではありません。

同じお菓子でも、短時間で食べる人ずっと食べ続ける人

では、歯への負担が違います。

つまり、何を食べるか以上に、どう食べるかが大切なのです。

 

まとめ

ノンシュガーのお菓子は、

普通の砂糖入りよりは歯にやさしいです。

ただし、

  • 長時間なめ続ける
  • 酸味料が入っている
  • キシリトール100%とは限らない

という点から、

「ノンシュガーだから絶対安心」ではありません。

学校検診で「今は大丈夫」と言われた人も、

これから先の習慣で歯は変わります。

将来、「もっと早く知っておけばよかった」とならないように、

今日から少しだけ、おやつの選び方より、食べ方

意識してみてください。

それだけでも、歯は静かに応えてくれます。

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