診療625日目、舌がよく動く人
2024年11月19日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
今日は舌のお話です!
舌がよく動く人は栄養状態が良好であることが判明 岡山大
岡山大学は、舌がよく動く人は栄養状態が良好であり、身体が元気であることを発表されました。

この研究は、岡山大学病院歯科・予防歯科部門の澤田ななみ医員、
岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の森田学教授らの研究グループによるものです。
研究成果は、Gerodontology に掲載されました。

今回の研究によって、舌の運動機能を維持すれば、フレイルを予防・改善できる可能性が示唆されました。

これは介護予防にもつながり、健康長寿社会を目指す日本において、
健康寿命を延伸する一助となる可能性があります。
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研究の背景
近年、加齢に伴う心身の虚弱のことを指す「フレイル」が注目を集めています。
※フレイル
高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、
生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態で、筋力の低下により
動作の俊敏性が失われて転倒しやすくなるような身体的問題のみならず、認知機能障害や
うつなどの精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題を含む概念(日本老年医学会、2014)。

一方で、フレイルは要介護状態になる前の段階であるため、
健康な状態に戻ることも可能であるといわれいます。
「もう歳だから」と諦めるのはまだ早いのです!
口の機能のわずかな衰えのことを指す「オーラルフレイル」と「フレイル」の関係については、
これまでいくつもの研究が報告されてきました。
また、オーラルフレイルと栄養失調の関係についても、それぞれについて独立した研究が報告されています。
オーラルフレイルとフレイルとの関係においては、栄養状態の影響が介在する可能性が
議論されてきたものの、実際にオーラルフレイルと栄養状態、またフレイルとの関係を
詳しく調査した研究はなく、これらの関係は明らかにされていませんでした。
1秒間に「タ」と「カ」を多く発音できる人は、栄養状態が良好!
岡山大学病院予防歯科外来を受診する60歳以上の患者を対象に、年齢、性別、
全身疾患、歯数、歯周状態、口腔機能、栄養状態および身体機能を調査しました。
これらのデータを元に分析を行ったところ、下図のようなモデルが成り立ったといいます。
この結果から、1秒あたりに発音できる「タ」「カ」の回数が多い、すなわち舌がよく動くと、
栄養状態が良好であり、フレイルの者が少ないことが明らかになりました。
また、年齢が高いほど舌が動きにくくなるため、栄養状態が悪く、フレイルの者が多いことも判明しました。
みなさん、意識的に舌を動かしましょう!






