診療373日目、クルクミンの効果
2023年11月17日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
クルクミンの効果を徹底解説!
クルクミンは、ウコンに含まれている成分の1つです。
肝機能を向上させる効果があるとされています。
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では、クルクミンは一体どのような食品に含まれているのでしょうか。
また、クルクミンには副作用があるのでしょうか。
気になっている方も多いと思いますので、ここからはクルクミンついて以下の点を中心にご紹介します。
- クルクミンの効果
- クルクミンを含んでいる代表的なウコンの種類
- クルクミンが多く含まれている食品
- クルクミンの副作用
そもそもクルクミンとは、クルクミノイドと呼ばれる色素成分の1つです。
ちなみに、クルクミンは鮮やかで黄色い色をしています。
クルクミンは、ウコンの根に含まれています。
ウコンの根を乾燥させ、粉末にして使用します。
クルクミンは、古くから染物や料理などに使用されてきました。
クルクミンは、肝機能を向上させる以外にも以下のような効果を期待できる成分です。
- コレステロール値の減少
- 美肌機能
- 脳機能を活性化させる効果
- 歯周病予防
- 癌予防(治療)
それぞれの効果について、上から順に解説していきます。
コレステロール値の減少
クルクミンには、胆汁の分泌を促す効果があります。
胆汁には、コレステロール値を減少させる効果が期待できます。
よって、クルクミンはコレステロール値を減少させる効果があるといえます。
美肌機能
クルクミンには、活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があります。
活性酸素が肌に与える影響 | クルクミンの抗酸化作用によって期待できる効果 |
・シミ等の原因になるメラニン色素を増やす
・肌(コラーゲン)の弾力を低下させる など |
メラニンの増加を抑制、肌(コラーゲン)の弾力が低下するのを抑制 など |
クルクミンが上記のように作用することで、美肌効果を期待することができます。
脳機能を活性化させる効果
クルクミンには、脳を活性化させる効果があるとされています。
また、病気の原因となる物質が脳内に蓄積されることを予防する効果も、期待することができます。
歯周病予防
クルクミンには、抗菌作用や炎症抑制作用があります。
また、大阪大学歯学研究科の研究では、クルクミンが以下のように働くことが確認されています。
- 歯周病の原因となる菌(Pg菌)の増殖を抑制
- 細胞の修復を促進
したがって、クルクミンを摂取することが歯周病予防につながるといえます。
癌予防(治療)
クルクミンには、
- 抗ガン作用
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
などがあるといわれています。
ここまで紹介した上記の作用がともに働くと、細胞へ悪い影響を及ぼしている活性酸素を取り除くことができます。
活性酸素を除去することが、
- 癌予防
- 肌の老化予防
- 生活習慣病予防
などにつながります。
また、癌の治療法としてクルクミンを点滴投与しているクリニックもあります。
癌の予防や治療などに対するクルクミンの効果には、科学的根拠が数多く報告されています。