診療379日目、なぜ丁寧に歯を磨いても「口臭」は消えないのか?02
2023年11月27日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
「ブクブクうがい」を毎日の習慣にする
舌の汚れには、お口の中の乾燥が大きく関係しています。緊張が続いたり、口呼吸でお口がカラカラに乾いたり、加齢などで唾液の分泌量が減ったりすると、唾液によるお口の中の洗浄効果と殺菌効果がなくなり、舌が汚れやすくなります。

これを解決するのがうがいです。うがいは人工的にお口の中を洗浄しますから、浮遊している細菌や粘膜をキレイに洗い流すことができます。
お口の中で粘膜が占める表面積の割合は7割ですから、うがいを習慣づけるだけでも、お口の中はかなりキレイな状態を保てます。筆者は実際にテレビ番組で何度かうがいの洗浄効果を実証済みです。
うがいをする時のポイントは、水をお口に含みすぎないこと。一回に含む量は約30mlで、大さじ2杯分で十分です。
例えばペットボトルに水を満タンにして振っても、中には水流が生まれず洗浄効果は高くありませんが、少量に減らしてペットボトルを振ると水は勢いよく流れて十分に洗浄できます。
この要領で、少量の水でブクブクうがいをすると、効果的にお口を洗浄することができます。これを3回を目安に行なうと、最大97%の除菌効果が得られます。
口臭は歯磨き(舌磨き)から時間が経つと強くなる性質がありますから、歯磨き、うがいをした2~3時間後にうがいだけでも行なうと効果的です。また食後のうがいはむし歯対策にもなるので、食後に歯磨きができない状況の場合は、うがいをするようにしましょう。
うがいは水道水で行なってもらって良いですが、市販の含嗽剤(がんそうざい/いわゆるうがい薬)を使用すると効果はさらに向上します。
含嗽剤では、お口中を浮遊する細菌に効果がある塩化セチルピリジウム(CPC)配合をオススメします。他方、殺菌効果が著しく高いポピドンヨード(イソジン)は善玉菌まで死滅させて免疫力を落とすので、1日に何度も使用してのうがいは控えた方が良いです。
口臭がなくなると食事が美味しくなる!
生理的口臭がなくなると、お料理が美味しくいただけるというメリットもあります。

舌の表面には食べ物の味を感じるセンサー(味蕾)がありますが、舌の表面が汚れていると食べ物の味がセンサーに届きにくい、いわゆる「バカ舌」になり、味音痴になってしまいます。

味音痴になると味の濃いものを好みやすくなるのですが、味の濃いものはカロリーが高いものが多いのが特徴で、ついついカロリーオーバーに。また味音痴の特徴は、味で満足できないので量で満足しようと、必要以上に食べる傾向があります。
ですから、口臭がなくなると、通常食べるお食事がワンランクアップして美味しくいただけるだけでなく、カロリーを控えることができる上に食事を食べすぎないので、ダイエット効果の側面も期待できます。
みなさま、舌をキレイにして爽快・快適な生活をお過ごしください。







