診療271日目、タニマチの由来と歯の関係!?
2023年6月15日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

今日は相撲に関するこぼれ話です。
娯楽の少なかった昔は、多くの人が相撲に夢中になっていました。
その相撲と深い縁があるのが「タニマチ」。
「タニマチ」とは、ひいきの力士を無償で援助する「個人的スポンサー」のことです。
相撲の力士を後援している人やごひいき筋のことを指す隠語です。
実は歯医者と深い関係があります。
明治時代、相撲は大変な人気があり、たくさんの熱狂的なファンがいました。
そんな中に、相撲部屋の宿舎がたくさん集まる大阪の、とある地域で治療していたお医者さんがいました。
調べたところ、大阪市南区(現・中央区)の谷町筋に、「薄病院(すすきびょういん)」という外科の病院が
ありました。この医院の医師であった、薄 恕一(すすき じょいち)先生は、大変な相撲愛好家で、
相撲取りからは治療代をとらず、力士たちから大変慕われたといいます。
ここから相撲の支援者をタニマチというようになりました。薄医師は人情味あふれる人柄だったと伝わっており、
「貧乏人は無料、生活できる人は薬代1日4銭、金持ちは2倍でも3倍でも払ってくれ」(出典:古賀市役所ホームページ)と
いうような、まさに赤ひげ先生のような人だったといいます。
これぞまさに「個人的スポンサー」のはじまり。そして、この場所が現在の「大阪市中央区谷町」。
そう、この歯医者のあった地名こそが「タニマチ」という名前の語源なのです。
今では、力士だけではなく、他のスポーツ選手や芸能人にも「タニマチ」がいます。

ところで、タニマチの説明として「ごひいき筋」という説明をしましたが、「ひいき」の語源もご紹介しましょう。
「ひいき」は、漢字では「贔屓」と書き、気に入った人に特に目をかけ、世話をすること、
あるいは目をかけて世話をしてくれるパトロン、後援者のことをいいます。「貝」という字は財貨を意味しますが、
その貝が三つも合わさった文字である「贔」は、重い荷を背負うことを意味しています。「屓」は鼻息を荒くすること。
つまり「贔屓」は、重い荷を背負うために鼻息荒く力むことで、転じて、気に入った人のために力み、
世話をしたり引き立てたりするという意味になるのです。
「贔屓」の文字からは、特定の人を支援し続けるには、昔から大変なパワーが必要だったことが伝わってきます。
しかし支援者は、力士や役者の活躍に一喜一憂することで人生の彩りを深めたでしょうし、
タニマチやごひいき筋の支えがあったからこそ、力士や役者の技は磨かれていったといえるのではないでしょうか。
ぜひ「タニマチ」の由来をまわりの人にも教えてあげてください😉💫






