診療935日目、スマホ時代に増えている「口呼吸」
2026年3月27日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
スマホ時代に増えている「口呼吸」
気づかないうちに、体と歯に起きている変化
授業の合間、帰り道、寝る前。
気づけばスマホを見ている時間が、1日の中でかなり長くなっていませんか。
実はこのスマホ習慣、「口呼吸」という問題と深く関係しています。
口呼吸は、ただの癖ではありません。歯並び、集中力、体調、さらには顔つきにまで影響することがあります。
口呼吸って、何が問題なの?

本来、人は鼻で呼吸するようにできています。
鼻は、空気を温め、加湿し、ホコリやウイルスを防ぐフィルターの役割を果たしています。
一方、口呼吸ではこれらの働きがほとんどありません。
その結果、
- 喉が乾きやすい
- 風邪をひきやすい
- 口の中が乾燥する
といったトラブルが起こりやすくなります。
スマホと口呼吸の意外な関係

スマホを見ているときの姿勢を、思い出してみてください。
- 頭が前に出ている
- 背中が丸まっている
- 顎が下がっている
この姿勢になると、自然と口が開きやすくなります。
口が開けば、呼吸は鼻ではなく口になりがちです。
長時間これを続けることで、口呼吸が「癖」として定着してしまうのです。
思春期は口呼吸が定着しやすい時期
高校生の時期は、
- 顔や顎が成長途中
- 筋肉や骨のバランスが未完成
という特徴があります。
この時期に口呼吸が続くと、
- 顎が十分に成長しにくい
- 歯が並ぶスペースが不足する
- 歯並びが乱れやすくなる
といった影響が出ることがあります。
歯科では、口呼吸のある人ほど、歯並びや噛み合わせに問題を抱えやすいことが知られています。
口呼吸が引き起こす「口の中」のトラブル

口が乾くと、唾液の量が減ります。
唾液には、
- 細菌を洗い流す
- 歯を守る
- 粘膜を保護する
といった大切な役割があります。
口呼吸が続くと、
- 虫歯になりやすい
- 歯肉炎が起きやすい
- 口臭が出やすい
など、歯科的なトラブルが増えてしまいます。
口呼吸は、集中力にも影響する?
鼻呼吸は、脳に安定した酸素を送ります。
口呼吸では呼吸が浅くなりやすく、脳が軽い酸欠状態になることがあります。
その結果、
- 集中が続かない
- ぼーっとする
- 疲れやすい
と感じる人も少なくありません。
勉強に集中できない原因が、実は呼吸の仕方にあることもあるのです。
自分が口呼吸かどうか、簡単チェック
次の項目に当てはまるものはありますか。
- 気づくと口が開いている
- 朝起きたとき、口や喉が乾いている
- 唇がよく荒れる
- 寝ているとき、いびきをかくと言われる
複数当てはまる場合、口呼吸の可能性があります。
今日からできる口呼吸対策
いきなり治そうとしなくて大丈夫です。
- スマホを見るとき、目の高さまで持ち上げる
- 姿勢を正す
- 口を軽く閉じ、舌を上あごにつける
- 鼻づまりがある場合は耳鼻科を受診する
これだけでも、鼻呼吸に戻りやすくなります。
歯並びや噛み合わせが原因の場合は、歯科で相談することも大切です。
口を閉じることは、自分を守ること
口呼吸は、怠けやだらしなさの問題ではありません。
生活環境や姿勢によって、誰にでも起こりうるものです。
そして、意識することで改善できる可能性があります。
スマホ時代だからこそ、
「口を閉じる時間」を大切にしてみてください。
それは、歯を守り、体を守り、未来の自分を守る習慣です。
次回は、口呼吸から鼻呼吸へとお話を移します!え?!鼻?!と思わず、ぜひ読んで頂きたいです。







