診療225日目、歯並びの名前《反対咬合》
2023年4月21日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
本日も歯並びの名前とその特徴を紹介していきます🙋♀️

みっつめは《反対咬合》です。「はんたいこうごう」と呼びます。
受け口、下顎前突とも言い、下顎が前顎より出ている状態を指します。
日本人で受け口の方の割合は約3~4%と言われています。
反対咬合は前歯3本以上の噛み合わせが上下逆になっている状態で、
「受け口」「しゃくれ」とも呼ばれます。

受け口としゃくれは、何がちがうのか?
受け口としゃくれは同じ意味だと思っている方も多いかもしれません。
しかし厳密にいうと、受け口としゃくれは異なる意味を持っています。
どちらも下顎が出ている状態のことを指しますが、それぞれ下顎が出ている状態に違いがあります。
簡単に説明すると、
受け口は歯並びの状態が反対咬合になっていることで、しゃくれは骨格が原因の下顎前突のことです。
それぞれの意味や原因についてよりくわしく解説していきます。

⚫︎受け口
受け口を放置してしまうと、口の周りに以下のようなデメリットを引き起こしやすくなります。
・歯を磨きにくいため、歯周病や虫歯などのさまざまな歯の病気にかかりやすくなる
・咀嚼がうまく行えなくなる
・歯の一部に過度な負担がかかる
・口を閉じにくいため、口内が乾きやすくなる
・発話する際にサ行などの発音がやや悪くなる
・舌足らずな話し方になる
・顎関節症という病気を引き起こし、口の開け閉じが円滑に行えなくなる
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そして、身体にも、以下のようなデメリットをもたらすこともあります。
・肩こり
・頭痛
・食べ物をうまく噛めないことによる胃腸の不具合
・集中力の低下
・見た目の印象がよくないため、消極的になる
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また注意したいのは、受け口は生まれつきのものではなく、後天的になる場合があります⚡️
主に、ふたつの原因で受け口になったと考えられます。
①舌癖
受け口の方のなかには、下の歯列を無意識に舌で押し出す癖がある方もよく見受けられます。
下の歯列を日常的に癖で押し出していることで、少しずつ前に飛び出ていき、受け口の形へと変化してしまうのです。
口呼吸と同じく、舌癖が子どもの頃からある場合はより受け口になるリスクが高まります。
②指しゃぶり
幼い頃の指しゃぶり自体は問題ありません。
しかし4歳ごろを超えても指しゃぶりを続けていると、受け口になりやすくなるため注意が必要です。
指しゃぶりをしているとき、口のなかでは前歯で指を噛んでいる状態です。
指を噛むことで前歯に不自然な力がかかり、歯並びが崩れてしまうのです。
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⚫︎しゃくれ
しゃくれのほとんどは、骨格の遺伝によって起こります。
両親のうちどちらか、もしくは双方がしゃくれた骨格になっている場合は、お子さんもしゃくれになる確率が上がります。
子供の歯並びの約30%は両親からの遺伝によるものといわれています。
特に、骨格的な問題をもつ下顎前突症は不正咬合の中でも遺伝的な影響を受けやすいとされ、
ご家族や親せきの方にも反対咬合の方がいる傾向にあります。
お子さんをお持ちの方で本人もしくは配偶者がしゃくれた状態になっている方は、
子どもが幼いうちから口周りの状態をよく観察しておきましょう。
しゃくれは、大人になると子どもの頃よりも治療のハードルが上がります。
わずかでもしゃくれの兆候が見られた場合、早期の処置の開始をおすすめします。








