診療192日目、唾液腺マッサージのご紹介
2023年3月4日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
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唾液の次は、唾液腺マッサージの大切さについてです!
唾液腺マッサージとは、唾液の分泌を促すために唾液腺を刺激することです。
唾液腺マッサージには、自分で行う「能動的な方法」と、
他者が行う「助動的な方法」の2種類あります。
また、マッサージの方法は「口腔内マッサージ」と「口腔外マッサージ」に分かれます。
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お口の中には唾液腺と呼ばれる唾液が分泌されるところがあります。
”高齢患者の35.2%がいつも口腔乾燥感を自覚し、口腔乾燥状態は嚥下困難または
BMIと関連する”ことが示唆されています。
これらのことからも「口腔体操」や「嚥下体操」として、ご高齢者のだ液分泌を促す
マッサージを取り入れていくことが重要になります!
参照:柿木 保明「高齢者における口腔乾燥症」(平成29年4月14日)
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◆唾液腺マッサージにはどんな効果があるの?
①唾液が出ると、お口の中が潤い虫歯予防になる
②乾燥しがちな方のお口の中の粘膜の痛みなどの症状が和らぐ
③お口が開きにくい人は、周りの筋肉の緊張がほぐれ、お口が開きやすくなる
④唾液腺を刺激し唾液が出ることで、咀嚼や嚥下がしやすくなり、
リラックス効果が得られ会話もしやすくなります

唾液には大きく分けて漿液性唾液(サラサラした唾液)と粘液性唾液(ネバネバした唾液)に分かれます。
漿液性唾液は主に耳下腺から分泌されていますが、顎下腺からも分泌されています。
最も多く漿液性唾液が分泌されるのは食事のときです。
梅干しやレモンなどの酸っぱい食べ物を見たときも、漿液性唾液が分泌されます。
また、気持ちがリラックスしているには副交感神経が優位となるため、漿液性唾液の分泌量が増えます。
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唾液腺には、大唾液腺(だいだえきせん)と小唾液腺(しょうだえきせん)の2種類があります。
小唾液腺は口唇腺、頬腺、臼歯腺、口蓋腺、舌腺(前舌腺・後舌腺・エブネル腺)の5種類ありますが、
だ液の量は微量のためマッサージでの唾液量の増加は期待しにくいと言われています。
そのため唾液腺マッサージを実施する場合は、
大唾液腺の中でも「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」の3箇所を狙って刺激していきましょう!

【大唾液腺】
⑴耳下腺
- 耳下腺は耳の前下方に存在する
- 最も大きい唾液腺
- 全ての唾液量の約25〜30%を占める
- 漿液性の唾液
⑵顎下腺
- 顎の骨の内側の左右のやわらかい部分に存在する
- 耳下腺の次に大きな唾液腺
- 全ての唾液量の約60〜70%を占める
- 主に漿液性だが、粘液性も含む唾液
⑶舌下腺
- 舌の付け根の辺りの下あごのくぼみ部分に存在する
- 舌下腺の端は顎下腺に接している
- 全ての唾液量の約5%を占める
- 漿液性と粘液性の混合型であるが主に粘液性の唾液
粘液性唾液は交感神経が優位になるときに分泌量が増えます。
そのため、ストレスや不安などの緊張状態にある時、
イライラしている時や怒っている時などに多く分泌されます。






