診療173日目、顎の筋トレはご注意あれ
2023年2月3日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
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顎の無自覚筋トレで歯にヒビが・・・💦
実は月に1〜2人は神経のある、生活歯を割ってしまい、痛みで来院される方がいらっしゃいます。
最近、受付で患者様のお話を伺っていますと、何かに集中しすぎて、無意識に歯を食いしばっていたり、
朝起きると顎が疲れていたりする方が増えてきています。
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人間の噛む力ってどのくらいあるんだろうと気になり、今回皆さんにお伝えしていければと思いました。
人間も健康な歯であれば硬い食べ物を簡単に噛み砕いてしまいますし、手よりも強い力があるはずです。
🍎🍏リンゴを手で潰すことは相当握力がないと難しいですよね。
でも健康な歯があればリンゴを丸かじりできますよね!いったいどれくらいの力があるのでしょうか。
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●人間の噛む力
人間が思いっきり力いっぱい歯を食いしばった時にでる噛む力は、自分の体重に比例しているそうです。
例えば、体重40㎏だとしたら噛む力は40㎏を出すことができます。
40㎏の力で噛むってどのくらいなんでしょうね。
かなりの力だと思いますが、感覚的にピンときませんよね。
普段の生活も関係があり、よく固いものを食べている人やスポーツジムなどで鍛えている人は
歯を食いしばることが多いので、このような人は最大の噛む力が自分の体重以上になることもあるそうです。
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歯医者がいう「噛み合わせが強い」というのは、無意識の時に起こっている力です。
主にに眠っているときに起きていることが多いものです。
歯ぎしりや食いしばりといったものでそれらを総称してブラキシズムといいます。
このブラキシズムでは、奥歯に自分の体重の2倍くらいの力がかかるといわれています。
60㎏の人でしたら約120㎏です。
ちなみに、食事の際に食物の食べやすい硬さは、 その方の噛む力の25%~30%程度が
目安となるといわれています。¥歯ぎしりをしている方は注意が必要で、
歯ぎしりで噛む力は噛める力の最大で無意識に噛んでいることが多いため顎の痛みや歯の破折につながります。
一般的に硬い印象のあるせんべいやピーナッツを噛むためには、 せんべいで14kg、ピーナッツで約12kgの力がいるそうです。
硬い食べ物を噛み砕くためには、これくらいの力が歯と歯茎にかかってきます。
食べ物を美味しく味わいながら噛もうと思えば、 これらの力に耐えうるだけの健康な歯と歯茎が必要ですよね。
しっかりと自分の歯で食事が出来れば健康な生活に繋がります。
しっかり噛める歯を大切にしましょう😊
健康な歯を守りために、ナイトガードをお勧めします!