診療1032日目、夏に飲みがちなスポーツドリンク・アイスは要注意!?「隠れ虫歯リスク」ランキング【豊島区椎名町の歯医者】
2026年8月20日
こんにちは。椎名町駅えがお歯科です。
8月も後半ですが、連日厳しい暑さが続いていますね。外を少し歩くだけで汗が吹き出してくるような毎日のなかで、熱中症対策やクールダウンのために、冷たい清涼飲料水やアイスクリームが手放せないという方も多いのではないでしょうか。
「しっかり水分補給をして熱中症を防ぐ」というのは、夏の健康管理において非常に正しい対策です。
しかし、私たち歯科の立場からお口の中を観察していると、この季節は「夏の暑さ対策が、知らず知らずのうちに歯の健康を脅かしている」というケースに遭遇することが少なくありません。
「甘いものを食べている自覚はないのに、なぜか虫歯ができやすくなった」 「冷たいものを飲むと、歯がキーンとシミるようになった」
そんなお悩みをお持ちの方は、もしかすると普段何気なく口にしている“夏の定番メニュー”が原因かもしれません。
今回は、中高生から20〜30代の若手世代、そしてご家族の健康を守る親御さんに向けて、夏に陥りやすい「隠れ虫歯・酸蝕症(さんしょくしょう)のリスク」をランキング形式で楽しく解説していきます。
「虫歯」だけじゃない!夏のお口を襲う「酸蝕症(さんしょくしょう)」とは?
ランキングに入る前に、ぜひ知っておいていただきたい大切な知識があります。
それが「酸蝕症(さんしょくしょう)」です。
(※以前の当院のブログでも詳しく解説しましたので、気になる方はぜひ[こちらの酸蝕症についての過去記事]も合わせて読んでみてくださいね!)
虫歯は「お口の中の虫歯菌が砂糖を食べて酸を作り、歯を溶かす病気」ですが、酸蝕症は「食べ物や飲み物に含まれる『酸』そのものが、直接歯を溶かしてしまう現象」のことを指します。
実は、歯の表面を覆っている最も硬い組織(エナメル質)は、pH(ペーハー)5.5以下の強い酸に触れ続けると、物理的に溶け始めてしまうという弱点を持っています。
夏場に好まれる飲み物やアイスには、美味しさを引き立てるために「たくさんの砂糖」だけでなく「たくさんの酸(クエン酸や果汁など)」が含まれていることが多いため、「虫歯+酸蝕症」のダブルパンチでお口の環境が悪化しやすいのです。
それでは早速、夏に気をつけたいお口のリスクランキングを見ていきましょう!
夏の「隠れ虫歯&酸蝕症リスク」ランキング
【第3位】実は氷以上に危険!?夏の風物詩「かき氷・アイスキャンディー」
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危険度:★★★☆☆
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隠れたリスク:冷たさで「甘さ」を感じにくく、大量の砂糖を摂取しやすい!
夏のイベントや、おうちでの涼みに欠かせない「かき氷」や果汁系・ガリガリ食感の「アイスキャンディー」。
「クリーム系のアイスクリームと違って脂質が少ないからヘルシー」と思って選んでいる方も多いのではないでしょうか。
確かにカロリー面ではヘルシーかもしれませんが、お口の健康面から見ると注意が必要です。
人間のお口は、「冷たすぎると甘みを感じにくくなる」という特徴を持っています。そのため、キンキンに冷えたかき氷のシロップやアイスキャンディーには、冷たくても美味しく感じられるように、想像以上に大量の砂糖(果糖ブドウ糖液糖など)が使われているのです。
また、かき氷を食べる時に「シロップがかかった氷をダラダラと時間をかけて食べる」のもリスクを高める要因になります。お口の中に糖分が長く留まることで、虫歯菌が活発に活動し続けてしまうのです。
【第2位】シュワっと爽快!でもお口の中は酸性になりっぱなし「炭酸飲料・果汁ジュース」
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危険度:★★★★☆
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隠れたリスク:強烈な「酸」によって、歯のエナメル質が直接溶かされる!
暑い日に飲むキンキンに冷えた炭酸飲料や、100%の果汁ジュース。喉ごしが良くて最高ですよね。
しかし、これらの飲み物の多くは「pH2.5〜3.5」という、非常に強い酸性を示します。先ほどお話しした通り、歯が溶け始める境目はpH5.5ですので、炭酸飲料をお口に含んだ瞬間から、歯のエナメル質は酸に晒されることになります。
さらに注意が必要なのが、「チビチビ飲み(ダラダラ飲み)」です。
デスクワークや勉強、ゲームをしながら、1時間も2時間もかけて炭酸飲料やジュースを少しずつ飲み続ける習慣はありませんか?
人間の唾液(だえき)には、酸性に傾いたお口の中を中性に戻してくれる素晴らしいバリア機能(緩衝能)が備わっています。しかし、四六時中ジュースを一口ずつ飲んでいると、唾液の修復作業が追いつかず、お口の中が常に「歯が溶ける酸性環境」に置かれてしまうのです。
【第1位】熱中症対策の落とし穴!?「スポーツドリンク・経口補水液」
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危険度:★★★★★
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隠れたリスク:「体に良い」という安心感から、無意識にダラダラ飲んでしまう!
堂々の(?)リスク第1位は、意外かもしれませんが「スポーツドリンクや経口補水液」です。
部活動に励む中高生、外でお仕事をされる方、そして熱中症予防を心がけるすべての方にとって、夏の強い味方であるはずのスポーツドリンク。
なぜこれが第1位なのかというと、「健康のために良いこと・正しいことをしている」という意識があるため、危険性に気づきにくいからです。
スポーツドリンクは、体への吸収を高めるための「砂糖」と、飲みやすくするための「クエン酸(酸)」がたっぷり含まれています。pH値もおよそ3.5前後と、炭酸飲料に匹敵するほどの酸性度です。
熱中症対策として「こまめに水分補給をする」というのは大正解なのですが、水や麦茶の代わりにスポーツドリンクを1日中チビチビと飲み続けてしまうと、あっという間に虫歯や酸蝕症が進行してしまうのです。
スポーツ現場などで「部活を始めてから急に虫歯が増えた」という中高生のお子さんが多いのは、実はこのスポーツドリンクの飲み方に原因があるケースがとても多いのです。
熱中症を防ぎつつ、歯も守る!「夏の賢い付き合い方」4つのポイント
「じゃあ、夏はスポーツドリンクやアイスを我慢しなきゃいけないの?」というと、決してそんなことはありません!熱中症を防ぐことは命に関わる最優先事項です。
大切なのは、「お口のリスクを知った上で、賢く付き合うこと」です。今日からできる4つの予防対策をご紹介します。
① 熱中症対策のベースは「水」か「麦茶」にする
激しい運動で大量の汗をかいた時や、体調を崩した時にはスポーツドリンクが不可欠ですが、室内での日常的な水分補給であれば「水」や「ノンカフェインの麦茶」で十分です。お茶や水であれば、砂糖も酸も含まれていないため、お口のリスクはゼロです。
② スポーツドリンクを飲んだ後は「お水」でゆすぐ
スポーツドリンクやジュースを飲んだ直後に、軽く「お水」を口に含んでゴクッと飲むか、ブクブクとうがいをするだけでも大きな効果があります。お口の中に残った砂糖や酸を洗い流し、唾液のバリア機能を助けることができます。
③ 「ダラダラ飲食」をやめて、時間を決める
アイスやお茶菓子を楽しむときは、ダラダラと時間をかけずに「15分なら15分で食べきる」というように時間を決めましょう。メリハリをつけることで、唾液がお口の中を元の健康な状態(中性)に戻す時間を作ることができます。
④ 飲んだ直後の「激しい歯磨き」に注意する
特に酸性の強い飲み物やジュースを飲んだ直後は、歯の表面(エナメル質)が酸によって少し柔らかくなっています。その状態で硬い歯ブラシを使ってガシガシ磨いてしまうと、かえって歯を傷つけてしまうことがあります。 甘いものや酸っぱいものを口にした後は、まずお水でお口をゆすぎ、少し時間を置いてから優しく丁寧に歯を磨くのが理想的です。
椎名町駅えがお歯科からのメッセージ
夏場は暑さによる疲労や睡眠不足で体の免疫力が下がりやすく、実はお口の中の細菌が繁殖しやすい季節でもあります。
「最近、冷たいものがシミるな」「歯の表面が少しツルツル・薄くなってきた気がする」と感じたら、それは虫歯や酸蝕症の初期サインかもしれません。
当院(椎名町駅えがお歯科)の[一般歯科・予防歯科]では、虫歯の治療はもちろんのこと、患者さま一人ひとりの生活スタイル(部活動、デスクワーク、お仕事環境など)に合わせた、お口のケア方法や予防のアドバイスを行っています。
プロによる定期的なクリーニングを受けたり、高濃度のフッ素塗布でお口のバリア機能を高めておくことも、夏の虫歯予防には非常に効果的です。
美味しいアイスや冷たい飲み物を楽しんだ後は、ぜひお口のメンテナンスも忘れないであげてくださいね。
新学期や秋を迎える前に、一度ご自分やお子さんのお口のチェックをしてみませんか? 気になることがございましたら、豊島区の椎名町駅えがお歯科まで、いつでもお気軽にご相談ください!
【ご予約・お問い合わせはこちら】 豊島区の歯医者|椎名町駅えがお歯科 ※夏の終わりから秋にかけては定期検診のご予約が増えてまいります。ご希望の日時がございましたら、お早めのご連絡をおすすめいたします。








