診療209日目、子どもだけではない「お口ぽかん」の脅威
2023年3月30日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
コロナ禍で衰えた? 口の働き
子どもだけではない「お口ぽかん」の脅威
口が開いたままの状態になる「お口ぽかん」。
口周りの筋力が弱いことが原因で起こり、約3割の子どもが該当するといわれています。
しかし、このように口腔(こうくう)機能が鈍くなっているのは子どもだけではありません。
マスクで顔が隠れていると緊張感がなくなり、顔や口周りの筋肉の衰えを感じている人も多いのではありませんか。
口元が緩んで口呼吸になると、舌の筋力も衰え、さまざまな影響が出てきます。

子どもから大人まで、口周りと舌の筋力を強化するために生活の中でできることについて、
千葉歯科医院(東京都大田区)の浜野美幸院長が紹介します。
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口周りの筋肉が育っていない子が多い
新型コロナウイルス感染症による行動制限がなくなり、感染防止を考えながら行動ができるようになりました。
誰もがしたいと考えたのは、家族や友達と会って一緒に食事をし、心おきなくおしゃべりをすることではない
でしょうか。まさに生きている喜びを感じる瞬間です。お互いに笑顔を見れば、さらに幸せな気持ちになります。
この「食べること」「話すこと」「笑顔を作ること」は、口の働き(機能)によるものです。
私たちの体の機能は、子どもの頃に成長、発達して、成人期には維持し、高齢期になると残念ながら衰えていきます。
「若い頃は速く走れたのに……もっと鍛えておけばよかったかな?」などと思い当たることはありませんか。
「食べること」は走ることと同じように、咀嚼(そしゃく)筋などの口周りの筋肉であごを動かしている筋肉運動です。
かむ動作だけでなく、のみ込む時、しゃべる時も口周りの筋肉を使いますので、子どもの時に筋肉を鍛えておくことが大事です。

ところが最近では、その筋力が適正なレベルにまで達していない子どもたちが多いことがわかりました。
たとえば、口を閉じる筋肉が弱いと口が開いたままの「お口ぽかん」と呼ばれる状態になります。
かむ力が弱いと、よくかめないので丸のみしてしまったり、硬いものがかめず好き嫌いが増えたりするなど、
食事をする上でも問題が生じます。就学前の子どもを対象とした調査では、約半数の子どもたちが食事に問題を抱えていることが分かっています。

「お口ぽかん」については、約3割の子どもが該当するという疫学調査があり、この現状を受け、
2018年にこうした「口腔機能発達不全症」に対する治療に公的医療保険が適用されました。
現在では18歳未満のお子さんで「お口ぽかん」や食べることに問題がある、言葉がはっきりしないなどの
困りごとがある場合、歯医者さんで保険による治療が受けられます。
しかし、この口腔機能(口の働き)が鈍くなっている問題は、子どもだけではありません。
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コロナ禍で口腔機能は悪化?
約3年にわたってマスク生活となり、それは今も続いています。顔が隠されていると緊張感に欠けて、
無表情になったり、さらに口元は緩んで口呼吸になったりしていませんか?
大きな声で話すことも制限されていますので、顔や口の筋肉の衰えを感じている人も多いのではないでしょうか。
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