診療697日目、診療禁煙開始が「遅すぎる」ことはありません

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診療697日目、診療禁煙開始が「遅すぎる」ことはありません

2025年3月13日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

今日は真面目なお話です!

 

禁煙開始が「遅すぎる」ことはない。

断言させてください。

「遅すぎる」ということは何事においてございません。

今日が1番若いあなたですから、思い立ったら吉日です。

「いつかやろう」重い腰が上がったその時がチャンスです。

禁煙開始が「遅すぎる」ことはありません。

喫煙習慣のある高齢者の中には、「今さら禁煙しても意味がない」と考えている人が

いるかもしれません。事実、当院に通ってくださっている患者様の中にも一定数「今さら〜」と

おっしゃる方もおります。(もちろん、その度に裏で衛生士は頭を抱えています)

しかし、実際はそんなことはなく、高齢期に入ってから禁煙したとしても、

タバコを吸い続けた場合よりも長い寿命を期待できることが明らかになりました。

例えば75歳で禁煙した場合、喫煙を続けた人よりも1年以上長く生きられる確率が14.2%に上昇します。

米ミシガン大学のThuy Le氏らが、禁煙によるメリットを禁煙開始時の年齢別に解析した結果であり、

詳細は「American Journal of Preventive Medicine」に6月25日掲載されました。

.

高齢になってから禁煙した場合にも、喫煙を続けた人より寿命が延びる

この研究には、米国で行われている国民健康調査やがん予防研究、国勢調査、死亡統計などのデータが

用いられました。

35~75歳の間のさまざまな時点の喫煙状況で対象者を3種類(喫煙歴なし、喫煙継続、禁煙)に分類し、

平均余命を割り出して比較しました。

その結果、若いうちに禁煙したほうがメリットは大きいものの、高齢になってから禁煙した場合にも、

喫煙を続けた人より寿命が延びることが示されました。詳細は以下の通りです。

 

まず、35歳の一般人口の平均余命は45.4年、喫煙歴のない人は47.8年、喫煙者は38.7年、

35歳で禁煙した人は46.7年。35歳時点で禁煙することにより、喫煙を続けた場合に比べて

平均余命が8.0年延長し、1年長く生きられる確率が52.8%、4年長く生きられる確率が45.4%、

6年長く生きられる確率が40.6%、8年長く生きられる確率が36.0%であることが示されました。

 

一方、65歳の一般人口の平均余命は19.5年、喫煙歴のない人は20.9年、喫煙者は15.1年、

65歳で禁煙した人は16.8年。65歳時点で禁煙することにより、喫煙を続けた場合に比べて

平均余命が1.7年延長し、1年長く生きられる確率が23.4%、4年長く生きられる確率が16.3%、

6年長く生きられる確率が12.4%、8年長く生きられる確率が9.3%でした。

 

また、75歳の一般人口の平均余命は12.3年、喫煙歴のない人は13.4年、喫煙者は9.0年、

75歳で禁煙した人は9.7年。75歳時点で禁煙することにより、喫煙を続けた場合に比べて

平均余命が0.7年延長し、1年長く生きられる確率が14.2%、4年長く生きられる確率が7.9%、

6年長く生きられる確率が5.1%、8年長く生きられる確率が3.1%でした。

 

どうでしょう?

健康寿命の伸びる年数が出されると、グッと現実味を帯びませんか。

個人的には、平気余命という言葉のパンチも痺れましたが、

健康寿命を伸ばすことで、余命の年数も必然的に延びます。

 

見た目もからだの中身も蝕んでしまうのです。

付き合い方を今一度考えてみてください。

 

***

 

 

論文の筆頭著者であるLe氏は、「過去10年間で、若者の喫煙率は著しく低下した。

しかし、高齢者の喫煙率は変化が少ない」と述べるとともに、「われわれが知る限り、

禁煙が高齢者にもメリットをもたらすことを立証した研究は過去にない。われわれは、

喫煙をやめることがどの年齢でも有益であることを示し、喫煙習慣のある高齢者に禁煙の

動機付けとしてほしかった」と研究背景を語っていました。

 

論文の上席著者である同大学のKenneth Warner氏も、

「高齢になってから禁煙することで得られるメリットは、絶対値としては低いように

思えるかもしれないが、残されている寿命に大きな影響を与える」と述べていました。

 

最後に受動喫煙の悪影響も載せさせてください。

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