診療368日目、愛犬のよだれやけは防げる?
2023年11月9日
こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。
突発的に始めたわんちゃん強化ブログ・最終回です!
愛犬の口まわりの毛の変色が気になったことはありませんか?
毛色の淡い犬や長毛種の場合、特に目立ちやすいですよね。なかには変色だけでなく、
ニオイが発生しているケースもあります。
これは「よだれやけ」と呼ばれる現象ですが、「なにかの病気の症状では?」と
不安になる飼い主さんもいるのではないでしょうか?
この記事では、「よだれやけ」の原因とケア方法を解説します。また飼い主さんにできる
予防改善法やおすすめケア用品もお伝えしますので、愛犬のお手入れ・健康管理に役立ててくださいね!
犬のよだれやけは、よだれが原因で口まわりの被毛が赤茶色・茶色に変色し、
場合によってはニオイを発生する状態です。特に白など薄い色の被毛の犬や、
口まわりにヒゲのある犬はよだれやけを起こしやすいようです。

よだれやけを起こしやすい犬種
- シーズー
- スピッツ
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- トイ・プードル
- ヨークシャー・テリア
よだれやけによる愛犬の見た目の変化や異臭は飼い主さんにとって不安なものですよね。
ではなぜよだれやけができるのでしょうか?まずは原因から理解していきましょう。
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犬のよだれやけはなぜできるの?原因を解説
よだれやけを改善・予防するためには、よだれやけが起きる原因を理解しておきましょう。
原因は大きく分けて4つ考えられます。
よだれやけの原因1:不衛生なおもちゃや食器などの環境による口内環境の悪化
雑菌が多い唾液はニオイがきつくいだけでなく、口周りの毛を変色させます。
犬が使うおもちゃ・食器にはどうしても唾液がつきます。雑菌の多い唾液がついたままのおもちゃや
食器を使ってしまうと、いくら口内環境に気をつけていても、おもちゃ・食器でまた口の中に菌を取り込んでしまいます。
また、硬すぎるタイプのおもちゃは、歯が折れる・歯の表面が摩耗するなど、口内環境の悪化につながる可能性がありますので、注意が必要です。
よだれやけの原因2:ドッグフードの油分

油分の多いドッグフードは注意が必要です。
ドッグフードに油分が多いと、被毛に油分が付着して酸化し、口周りの毛が変色しやすくなります。
よだれやけの原因3:口内のお手入れ不足
口の中のお手入れが十分でないと口内環境が悪くなり、口内の雑菌を含んだよだれが被毛・
ヒゲについて雑菌が繁殖。変色・異臭の原因となりえます。
よだれやけの原因4:歯肉炎などのお口の中の病気

よだれやけを引き起こすのは唾液で、唾液量増加の原因として多いのは、歯石や歯肉炎といわれています。
口腔内にたまった細菌を取り除こうとして唾液が増え、よだれやけが起きやすくなります。
動物病院を受診する目安
よだれやけができて鼻水も出ている場合、動物病院を受診したほうがいいでしょう。
鼻水は、「透明でサラサラタイプ」と「黄緑で粘り気のあるタイプ」に分かれます。
サラサラタイプはアレルギー性の症状として出る可能性があり、人間のスギ花粉症などもこのタイプです。
粘り気タイプは、細菌などの感染によって起こる可能性が高く、人間が風邪をひいたときと同じような症状になります。
ただし、動物の場合、全身ではなく鼻の中に限定した病変が多いようです。
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愛犬のよだれやけを予防する具体的方法
愛犬のよだれやけの予防方法を具体的に解説します。
思い切って口まわりの毛をカットして清潔にする!

日頃から口まわりの毛を短くカットして清潔に保っておくと、よだれやけの予防につながります。
できてしまったよだれやけを元の状態に戻すのは、なかなか難しいです。
カットが必要な犬種なら、トリミングサロンで相談にのってもらいましょう。ご自身でカットする方法も
ありますが、慣れないと動いてしまって愛犬やご自身の思わぬケガにつながる可能性もあるので、十分お気をつけください!
こまめに口まわりを清潔にする

ご飯を食べたあとなどは、口まわりによだれがつきやすいもの。ぬらしたタオルやウェットティッシュなどでさっぱりふき取ってあげましょう。
気になったときにすぐに取り出せるように、愛犬と過ごすお部屋にはウェットティッシュをケースごと置いておくのがおすすめです。愛犬とのお出かけの際も持参すると良いでしょう!
食器やおもちゃも清潔を保つ
食器は食事ごとに、おもちゃも定期的に洗いましょう。雑菌の繁殖を予防するには、食器はプラスチックよりステンレス・陶器素材がおすすめです。
毎日洗うのがむずかしいタイプのおもちゃなどは、殺菌力があり口に入っても問題のないスプレーなどを使って、清潔な状態をキープしてください。
歯みがきで口内環境を良くする

悪化した口内環境はよだれやけの原因になるのはもちろんります。口内環境が悪いまま放っておくと、
歯周病を引き起こし、将来的にはあごの骨や内臓に影響が出るリスクもあります。
お口の中の環境を良くするためには、お口の中の雑菌を増やさないようにするケアが欠かせません。
効果が期待できるケアは、歯みがきです。
次の項では、歯みがきのしつけ方法、愛犬の歯みがきを続けるコツなどについて説明します。
よだれやけは歯みがきで予防・改善しよう!
よだれやけを改善・予防するには、口まわり・食器・おもちゃの環境を清潔に保ち、口内環境を良くすると効果的です。
口内環境の向上に効果が期待できるのは、【歯みがき】です。
歯みがきがしっかりできていると、歯周病によるあごの骨や内臓への悪影響も防げます。
「歯みがきトレーニングが苦手」
「毎日そこまでやる自信がない」
という飼い主さんもいるかもしれませんが、せっかくですので気軽に楽しくケアしたいですよね。
ここからは、歯みがきを楽しい習慣にするポイント・コツをお伝えします!
歯みがきのしつけは何歳からでもできる
「ずっと歯みがきをしてこなかった」と気にされていませんか?年齢を理由にあきらめる必要はありません。
犬の歯みがきトレーニングは何歳からでも間に合います。
犬に「歯みがき=楽しい」と覚えてもらいましょう!
歯みがきはスキンシップ!新たなコミュニケーションが生まれる
「散歩にブラッシング、目や耳のお手入れに加えて歯みがきまで手がまわるかな……」と
考えてしまう飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
歯みがきは上手にトレーニングすれば、むしろ楽しいスキンシップの時間にもなります。
おもちゃやおやつを使って練習すると、愛犬は歯みがきを「楽しいもの」ととらえてくれるでしょう。
以下の記事では歯磨きに慣れてもらうやり方やポイントを紹介しています。歯磨きにトライしてみようと思う方はぜひご覧ください。






