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診療229日目、歯並びの名前《過蓋咬合》

2023年4月27日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

本日も歯並びの名前とその特徴を紹介していきます🙋‍♀️

ななつめは《過蓋咬合》です。「かがいこうごう」と呼びます。

日本人の不正咬合の4.8%が過蓋咬合に該当します。

上顎突出にも似た過蓋咬合は、上の歯と下の歯が深く噛み合わさっている症状を指します。

 

「下の前歯が上の前歯で隠れてしまう」

「上下の前歯が深くかみ合っている」

「下の歯が上の歯ぐきを咬んで痛い」

こんな症状に心当たりはありませんか。

 

上の歯が下の歯を必要以上に隠すように覆ってしまうため、下顎を動かすことが困難になりやすく、

顎の骨に負担がかかって顎関節症を引き起こすリスクが高いことも特徴のひとつです。

ひどい場合は下の前歯が上の前歯より内側の歯茎に食い込んでしまうこともあり、

それによって歯茎が傷つき、炎症を起こしたり菌が入り込んだり口内炎などの症状が出ることもあります。

また、上の前歯が他の歯よりも下に出ていることで、笑った時に歯茎がみえる「ガミースマイル」を引き起こしている場合もあります。

原因は顎の骨の成長が不十分だったり、虫歯が原因で奥歯を失ってから放置してしまった場合などがあげられます。

過蓋咬合とは上下の歯や顎の垂直関係の異常により、

通常よりも咬み合わせが深い状態の歯並びを指し、専門用語で“ディープバイト”と呼びます。

通常の上下の前歯は垂直的に2〜3mm程度重なっているものですが、

過蓋咬合の方はそれ以上に重なってしまうことにより、下の前歯が上の前歯で隠れてしまいます。

さらに重度の方だと、下の前歯が上の前歯の裏の歯茎に食い込んでだ跡ができてしまいます。

過蓋咬合の原因

過蓋咬合の原因は以下のタイプの単独か組み合わせによって起こることが考えられます。

 

A.歯が原因のタイプ

前歯と奥歯の2つの原因が考えられます。

前歯が大きく傾いていることや、過萌出(通常以上に伸びて生える)していることがよく見られる原因です。

また、奥歯の萌出不足、咬耗(咬む面のすり減り)、虫歯により奥歯が低い位置にあることでも過蓋咬合が起こりやすくなります。

 

B.顎の骨が原因のタイプ
顎の骨の形や回転により、深いかみ合わせを引き起こしているタイプです。

骨は遺伝や咀嚼筋の強い発達と関連していると考えられます。

咀嚼筋のうちの咬筋が発達すると、世間一般的に”エラ張り”と呼ばれ、過蓋咬合になりやすい傾向にあります。

 

過蓋咬合のデメリット

 

①上の前歯への負担

カチッと咬む際に、下の前歯が上の前歯に強く当たる場合は、上の前歯に外側へ押す力が働き、出っ歯の状態が悪化することが考えられます。

また、慢性的に負担がかかってしまうことで前歯の寿命が短くなるリスクがあります。

 

②歯茎の炎症を引き起こしやすい

カチッと咬む際に、下の前歯が上の前歯の裏の歯茎に食い込んでしまう場合は、咬むたびに歯茎に刺激が加わりことで、歯茎が下がったり、痛みが生じます。

 

③補綴物が壊れやすい

上下の咬み合わせの当たりが強いことで、被せ物やブリッジなどの補綴物が壊れやすかったり、外れやすい状態であると言えます。

 

④顎関節に負担がかかり、痛みなどが発生しやすい

上顎の歯に深く覆われることで、下顎は動きを制限された窮屈な状態になります。

これにより、顎の関節に悪影響を及ぼして顎関節症を誘発するリスクが高くなります。

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