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診療395日目、体調不良の際は・・・

2023年12月19日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

先月からアデノウイルスや季節性のインフルエンザを始め、喉鼻に影響の出る風邪を

ひかれている方が増えておりますね。

明日の予約どうしよう〜

今日の予約どうしよう〜

あ、予約時間が来ちゃった!電話しよう!

「すみません、00:00予約していたものですが」

この流れが、当院では1番困ってしまいます。

 

お電話が辛い時もわかります。

そんな時は、ホームページに載っております

メールアドレス宛にご一報頂けますか?

24時間受付できます。

体調不良は仕方のないことです。

ただ、時間が過ぎてからのご連絡はキャンセル待ちの患者様もお呼びできず、

治療のために準備した道具も未使用のまま再度滅菌消毒をしなければなりません。

どうぞ、メールをご活用くださいね!

よろしくお願い申し上げまsy・

診療394日目、知っておきたいコーヒーの効能

2023年12月18日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

知っておきたいコーヒーの効能
~死亡リスク低下(北品川藤クリニック 石原藤樹院長)~

時代によっっては、かつては健康に良くないとも指摘されたコーヒー。

しかし近年では健康増進の効果があることが分かり、そのポジションが大きく変わってきています。

北品川藤クリニック(東京都品川区)の石原藤樹院長は「コーヒーにはさまざまな病気を予防する効果があります」と話されています。

コーヒーの摂取量と総死亡リスク

糖尿病の改善効果も

国外で行われた40万人以上の健康調査では男性で10%、女性は15%ほど総死亡リスクが小さいというデータが出た。ここまで総死亡を減らすサプリメントや薬は他にほとんどなく、地域性などにかかわらず、世界中から同じような報告があるという。日本の調査でも1日3~4杯飲む人は、まったく飲まない人に比べて総死亡リスクが24%低いという画期的なデータが出ている。

コーヒーに含まれるカフェインの悪影響を心配する人もいるが、短時間で約5リットル飲まないとカフェインの致死量には達しないため、過度に心配する必要はないという。ただし飲み過ぎると寝付きにくくなるなどの問題が起きるので、適量を心掛ける。肝機能が正常の人であれば、基礎代謝を上げる効果も認められている。

また、コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も含まれている。これには脂肪の蓄積を抑える効果と、それによる糖尿病脂肪肝の予防効果が期待されている。さらに、ニコチン酸と呼ばれるビタミンB群の一種も含まれており、善玉コレステロールを増やす効果があると言われる。これらの成分が相乗効果となって働き、コーヒーを飲むことで健康増進が期待できるのだ。

◇飲み方に工夫を

肝心の飲み方について、石原院長は「基本的にはブラックで飲みましょう」と話す。ミルクには動物性脂肪が多く含まれており、コーヒーの抗酸化作用と相反するため。また、砂糖にも、血糖値を上げる作用がある。ブラックが苦手という人は、無調整の豆乳や蜂蜜を入れ、飲みやすくするのがお勧めだ。

健康増進効果はレギュラーコーヒーでなくとも缶コーヒー、インスタントコーヒーでも期待できると言われている。

また、ホットでもアイスでも基本的な違いはないという。コーヒー豆の焙煎(ばいせん)で生じるアクリルアミドによる発がんのリスクが気になる場合は、エスプレッソなど味の濃いものは避ける方法がある。

心臓の機能が低下し不整脈が心配な人、妊娠中の人、カフェインの習慣性が気になる人、18歳未満の若い人、胃が弱い人―などは、「デカフェと呼ばれるカフェインレスのコーヒーを選ぶとよいでしょう」と石原院長はアドバイスしている。

診療393日目、水の飲み過ぎは危険ですよ!

2023年12月16日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

水の飲み過ぎは危険です


~重篤化の恐れも~

先日、米国インディアナ州在住の30代女性が20分で2Lの水を飲み、

「水中毒」を起こして死亡するという悲しい事件がありました。たった2Lの水で、なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか。

水の飲み過ぎは危険

◇水中毒ってなに?

中毒の原因は、血中のナトリウム濃度が下がる「低ナトリウム血症」です。

ナトリウムはその浸透圧により、細胞内外の体液のバランスを調整しています。

本来、その濃度は腎臓の働きで一定に保たれていますが、急激に水が流入すると調節が追い付かず、

血中ナトリウム濃度が下がってしまうのです。吐き気頭痛などの症状から始まり、さらに

ナトリウム濃度の低下が進行すると、細胞の体液バランスが狂ったことで脳浮腫となり、

けいれんや意識障害を起こします。

ただし、2L程度の飲水で重篤な水中毒が起きることは大変まれで、私が今まで診た症例も5~10Lは

飲んでいる場合が大半でした。今回亡くなってしまった女性は、背景に慢性的な塩分摂取不足もしくは

ホルモン分泌の異常などがあり、重篤な低ナトリウム血症を起こしやすい方だったのかもしれません。

◇医師泣かせ

中毒は単純なようで、実は診断が難しい疾患です。水を大量に飲んだというエピソードを聴取できれば、診断に一気に近づくのですが、この疾患は意識障害を起こすため問診ができない場合が多々あるのです。すると、血液検査などの客観的指標から原因を探っていくことになりますが、ただの塩分摂取不足やホルモン異常などの他の低ナトリウム血症を起こし得る病気と見分けるのは容易ではありません。ナトリウム濃度を上げる治療と並行しながら、頻回に血液検査や尿検査を行い、時間をかけて診断を進めていく必要があります。

しかし、一口にナトリウム濃度を上げるといっても、病態によって必要な補充方法は異なります。診断が困難を極め、適切な治療ができなかった場合は、ナトリウム濃度が乱高下し、さらなる脳の障害を起こしてしまう可能性もあります。

◇心掛けたい予防

このように水中毒は命に関わる疾患で、診断や治療が難しいため、予防が大切です。飲水を小まめにすることで、脱水を予防し、体内のナトリウム濃度のバランスを保つことができます。また、汗をたくさんかいた場合は、水分だけでなくナトリウムなどのミネラルも補給する必要があります。経口補水液を飲んだり、お茶や水に加えて塩あめ、梅干しなどを摂取したりすると効果的でしょう。まだまだ暑い日が続きますが、体内のナトリウム濃度にも配慮した水分摂取を心掛けていただければと思います。

診療392日目、口周りの不調を改善しましょう!

2023年12月15日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

口周りの不調を改善・予防するための対策

「食べる」「話す」といった機能は毎日使うものなので、その衰えに自分で気づくのは案外難しいものです。

機能低下を防ぐためには、

よく噛んで食べる、早口言葉を言う、歌を歌うなど、普段から口をよく動かすことが大切です。

また、口周りの筋肉をトレーニングすることで、「むせやすい」「話しづらい」「飲み込みにくい」

といった口周りの不調の改善にもつながります。ここからは、手軽にできるお口の体操を紹介します。

1.唇の体操

唇を大きく動かすことで、口の動きをなめらかにします。

口をすぼめて「ウ~」、口を横に開いて「イ~」と声を出す。

2.舌の体操

舌を大きく動かすことで口周りの筋肉を鍛えると同時に、舌の動きを良くして唾液腺を刺激しましょう。

唾液がよく出るようになり、食べ物を飲み込みやすくなります。

舌をできるだけ前に出して、上下・左右に動かしたり、舌先で円を描くように大きく回します。

3.のどの体操

飲み込む時に使う筋肉を鍛えることで、「食事中にむせる」などの症状の改善が期待できます。

舌を少し出したまま、口を閉じてつばを飲み込みます。舌は出しすぎないようにするのがコツです。

他にも、インターネットで「口の体操」と検索するといろいろな体操が紹介されているので、

ご自分のやりやすい方法を試してみると良いでしょう。

また、自分の口腔機能の状態をチェックして、自分に適したケアのプログラムを提供してくれる

サービスもあるので、上手に利用するのもおすすめです。

 

診療391日目、健康寿命が長い人の特徴、ご存じですか?

2023年12月14日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

突然ですが皆さん、

健康寿命が長い人の特徴、ご存じですか?

日本の疫学調査チームが発表した答えとは

「がん予防にいい食材は?」「食べてすぐ寝ると太る?」テレビやインターネットにあふれかえる情報、一体どれを信じればいいのかわからない・・・。そこで、ハーバード大学や米国国家機関などの統計データを基に、本当に効く健康法をまとめた『長生きの統計学』(川田浩志/文響社)から、正しい健康管理術を連載形式でお届け。クイズ形式なので、ちょっとした話のネタにも使えます。

 

健康寿命が長い人の特徴は?

アメリカ心臓協会の学会誌「サーキュレイション」に2009年発表された、日本の疫学調査チームによる研究によると、健康寿命が長い人の特徴は?

A.何事にも楽しみを見つける
B.何事も、試練として耐え忍ぶ
C.「人生こんなもの」とドライに割り切る

答え :A 大変なことにも楽しみを見つける

「病は気から」といいますが、実際、精神と身体には分かちがたい結びつきがあります。心の持ちようは寿命にも大きく影響し、物事を前向きにとらえて人生を楽しんで生きている人の方が、そうでない人よりも病気になりにくいものです。これは何も、抽象論ではありません。科学的にも示されている事実です。

2009年アメリカ心臓協会の学会誌「サーキュレイション」に発表された日本の疫学調査チーム(JPHCスタディ)の調査を基にした研究で、「人生を楽しんでいる意識」と脳卒中や狭心症、心筋梗塞といった心臓病との関連性について調べたものがあります。

40歳から69歳までの男女に「人生を楽しんでいる意識」のレベルを、低、中、高から選んでもらい、それぞれの人の病気の発生率や死亡率の追跡調査を行いました。

そして明らかになったのは、「人生を楽しんでいる意識」の高い男性は、そうでない男性に比べると、脳卒中や心臓病による死亡リスクがおよそ半分だという事実でした。

報告のなかでこの研究チームは、人生を前向きに生きている人は、ストレスに強かったり、上手にストレス解消ができているためではないかと結論づけています。また、「人生を楽しんでいる」男性は、他のグループに比べると日ごろから運動を習慣的に行っているということもわかりました。本書でも前章で指摘したように、適度な運動が健康に役立っているともいえるでしょう。

ちなみに女性の場合は「人生を楽しんでいる」人とそうでない人との間に有意な差は認められなかったそうです。理由はわかりませんが、男性と女性とでは、ストレスの感じ方が異なっていることが一因ではないかとみられています。

またイギリスのロンドン大学の研究グループは、60歳以上の男女を対象に、生活や人生を楽しんでいる意識と将来の身体機能との関連性を検討しました。

まず被験者には、

○ 自分がすることを楽しんで行っている
○ 他人といることが楽しい
○ 振り返ってみると自分の人生は幸福だ
○ 最近エネルギーに満ちているように感じる

という4つの質問を用意しました。そしてそれに対し、「まったく当てはまらない」という最小値を0、「ほぼ当てはまる」という最大値を3として、質問ごとに0から3のどのレベルに自分が当てはまるかを選んでもらいました。

その結果、点数がもっとも高かった上位21%の被験者(すべての質問に3を選んだ人たち)は、点数がもっとも低かった下位23%の人たち(合計点が9点以下の人たち)に比べると、将来健康に支障をきたす割合が明らかに少ないということがわかりました。

これら2つの研究からわかることは、人生を肯定的にとらえて、「楽しい」「幸福だ」と感じている人のほうが、将来も健康を維持する傾向にあるということです。

人生を歩んでいくうえでまったくストレスを感じないでいることは不可能ですから、同じストレスでも上手に解消したり、前向きに受け止めることによって健康寿命が延びるとすれば、まさにそれこそが長寿の秘訣といえるかもしれません。

とはいえ、自分はもともと後ろ向きな人間だし……と、初めからポジティブになることを諦めている方もいることでしょう。そんな方には、アメリカの心理学者ケニー・マクゴニガルの研究が励みになるかもしれません。

彼女の研究によれば、人は「思い込み」によって自分をいくらでも変えることができるのだそうです。たとえば同じことをどうとらえるかで人は健康にも不健康にもなり、短命にも長寿にもなりえるのだといいます。

一般にストレスは悪者と言うイメージがありますが、「自分はストレスを受けている」とネガティブに考える人は、「ストレスがあるとかえってやる気や緊張感が出ていいパフォーマンスができる」などとポジティブに考える人よりも、死亡リスクが43%も高くなるそうです。

また「年を取ること」について「知識や経験が豊富になる」とポジティブにとらえている人は、「自分は役立たずになる」とネガティブにとらえている人よりも8年間長生きするのだといいます。

いずれも、ただ自分の「思い込み」を変えただけで健康になり、寿命が延びるという不思議なことが起きるのです。

フランスの哲学者アランの有名な言葉に「人は幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」というものがありますが、どんなときでも物事を前向きにとらえてポジティブに生きようとすると、それだけで気分もよくなって脳も活発に動くようになり、困難を乗り越えることができ、やがて人生の歯車もいい方に回転するようになるのでしょう。

加えて言えば、たとえ作り笑いであっても、笑顔を作るだけで人の脳は「自分は今楽しいのだ」と、感じるのだといいます。すると、楽しいと感じたときに活性化する免疫細胞が活性化したり、リラックスする効果もあるといいます。

もちろん笑顔で人と接することは、場の雰囲気を和ませたり対人関係を良好にする効果もありますから、幸せのネットワークを生み出すことにもつながるはずです。

誰でも、自分の思い込みや心の持ち方だけで健康や幸せが手に入るのですから、だまされたと思って試してみるといいのではないでしょうか。

人生を前向きに楽しむほど、健康で長生きできる!

診療390日目、「間食のしすぎ」はむし歯の危険信号!

2023年12月12日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

「間食のしすぎ」はむし歯の危険信号!なぜ歯みがきが必要なの?

歯垢の中は、食事をとると酸性になり、しばらくすると中性に戻るというサイクルを繰り返しています。間食をするとむし歯になりやすいのは、歯垢の中が酸性になる時間が長くなってしまうから。ダラダラ喰いは控え、「食べたらみがく」を習慣にしましょう。歯みがきができない時は、ノンシュガーのガムなどで唾液の分泌を促して。

「間食」がむし歯の原因になる?

「間食するとむし歯になりやすい」などといわれることがあります。それは、なぜかご存知ですか。そもそも、なぜ食事のあとは歯をみがかなければならないのでしょうか?食後の口の中の変化や、むし歯のできるしくみから、その理由を探っていきましょう。

 

食事や間食のたびに変化する歯垢中の「pH」

食事や間食をするたびに、歯垢の中の酸性度を示す「pH」も変化し、口の中では次の 1 ~ 5 のような変化が繰り返されています。

1. むし歯菌が酸をつくる

食べ物が口の中に入ると、むし歯菌(ミュータンス菌)が食べ物に含まれる糖質をエサにして酸をつくります。

2. 歯垢の中が酸性に傾く

歯についた歯垢は本来中性ですが、むし歯菌のつくった酸により酸性に変化します。

3. 歯の表面の「脱灰(だっかい)」が進む

酸の作用により、時間の経過とともに歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンなどのミネラルが唾液中に溶け出します。これを「脱灰」といいます。

4. 歯垢の中が中性に戻る

やがて唾液などにより酸が洗い流されたり中和されたりして、歯垢の中は中性に近い状態に戻ります。

5. 歯の表面が「再石灰化(さいせっかいか)」する

エナメル質から唾液中に溶け出したミネラルは再び歯に取り込まれて沈着します。これを「再石灰化」といいます。

なぜ間食が増えると良くないのか?

「酸性」の状態が続くと、むし歯の原因に!

歯垢の中は1日のうちで、「酸性」になったり「中性」に戻ったりを繰り返していて、それにともない歯の表面のエナメル質からミネラルが出入りしています。そして、ミネラルが溶け出す酸性の状態が続くと、歯に穴が開いてむし歯になってしまうのです。「間食をするとむし歯になりやすい」といわれるのは、歯垢の中が酸性になっている時間が長くなるからなのです。

 

むし歯を防ぐ生活習慣

1)「食べたらみがく」を習慣に

歯垢がついた歯の表面は、食事や間食のたびに酸にさらされることになります。「食べたらみがく」習慣を身に付け、歯垢のないキレイな口を保ちましょう。どうしても歯みがきができない時は、ノンシュガーのガムを噛むなどして唾液の分泌を促すと良いでしょう。

2)むし歯リスクは「就寝中」にも高くなる

「就寝中」は唾液の分泌量が減り、酸を洗い流したり中和したりする効果が弱まってしまいます。そのため、間食するのと同じようにむし歯リスクが高まります。寝る前には、みがき残しのないようきちんと歯みがきをすることが大切です。

 

むし歯を防ぐ食習

1)よく嚙んで食べる

唾液は口の中の汚れを洗い流すのに役立ちます。唾液をたくさん出すために、食事の際によく嚙んで食べることを心がけましょう。また食べ物が口の中でかみ砕かれる際にも、歯の表面の汚れを取り除いています。いつも軟らかい食べ物をあまり噛むことなく食べていると、歯垢が歯に付着したまま、細菌が増殖を続けることになります。できれば噛みごたえのある食材を食べることも、むし歯予防に有効です。

2)“ダラダラ喰い”は控える

1日の中で、おやつは大切です。ただし、長時間かけてだらだら食べると、口の中はいつもミュータンス菌が酸をつくり続けていることになります。時間を決めて規則正しく間食を楽しむようにしましょう。

3) 「歯の質」向上のためにはバランスの良い食事を!

歯が作られる時の環境の違いなどが歯の質にも影響します。丈夫な歯を育てるためには、歯の土台を作る良質なタンパク質、歯の再石灰化のために必要なカルシウムやリン、また、これらがうまく働くためのビタミン(A、C、D)などの栄養素が必要です。バランスの良い食事を心がけましょう。

診療389日目、中高年の健康に重要な「たんぱく質」

2023年12月11日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

中高年の健康に重要な「たんぱく質」

フレイル予防にも必要なたんぱく質摂取のポイント

ウェルネス総合研究所による「ウェルネストレンド白書Vol.2」(2022年5月)によると、20代、30代と比べて60代、70代はたんぱく質の摂取率、摂取意向率が少ないことが分かりました。いま、たんぱく質の重要性が見直されています。今回は、立命館大学スポーツ健康科学部教授 藤田 聡(ふじた・さとし)先生に、「たんぱく質摂取のポイント」について教えてもらいました。

※この記事は定期誌『毎日が発見』2022年10月号に掲載の情報です。

たんぱく質は体を作る素

たんぱく質は、筋肉や骨、皮膚、内臓などの他、体の機能を調整するホルモンや酵素、血
液、免疫細胞などを作るために欠かせません。また、体を動かすエネルギー源にもなります。

各部位のたんぱく質の割合
※水分を除いた重量に占めるたんぱく質の割合、参考:『数値でみる生物学生物に関わる数のデータブック』(丸善出版、著:R.Flindt)

 

朝食はたんぱく質が不足しがち

たんぱく質は、毎食バランスよく摂ることが理想です。1日でのたんぱく質の量は十分だと思っても、1食ごとで見ると、特に朝食は不足しがちな人が大半。朝食こそ、たんぱく質をたっぷり摂るよう意識しましょう。

1日のたんぱく質摂取目標量(女性)

年齢    摂取目標量
50~64歳  68~98g
65~74歳  69~93g
75歳以上  62~83g

※出典:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より。身体活動レベルが普通の人の場合(通勤、買い物、家事、軽いスポーツなどができる程度)。

 

また、目安としては体重(kg)と同等のg数を摂取目標にしてもいいでしょう。

50kgの方は50gです!

最近ではスーパーやコンビニでも「高タンパク質○g」と謳っている商品が増えています。

まずが体重の半分を目標にお食事や間食の楽しんでみてください。

受付は半分ルールで日々体の軽さを実感しています😄💫

診療388日目、むせやすい、話しづらくなったと感じていませんか?

2023年12月9日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

むせやすい、話しづらくなった・・・

口腔機能の大切さとケア方法を紹介

「むせやすい」「話しづらくなった」など、口周りの不調を感じることはありませんか? 口の機能は「食べること」や「コミュニケーション」などに影響するだけでなく、「健康的な生活を送ること」にも関係すると言われています。口の機能低下を予防・改善するケアで、お口と体の健康をキープしましょう。

「むせやすい」「話しづらい」…

口周りの不調が気になりませんか?

コロナ禍の生活では、人と話すことに対して直接対面で話すのを控える傾向があったり、マスクをすることで口を大きく開けなくなるなど、口を動かす機会が減りました。
口を動かさないことなどで口周りの筋肉が衰えると、結果的に口の機能も低下して、「むせやすい」「話しづらい」「飲み込みにくい」などの症状がみられることが知られています。
ライオンの調査では、現在、口周りの不調※1を感じている人の約3割は、コロナ禍になってから症状があらわれたと答えています。

  • 1 調査で聞いた口周りの不調:むせやすい、話しづらい、飲み込みにくい、噛みづらい、食べこぼしが多い
  • ライオン調べ、20~60代男女、1384名、2022年

口の機能が低下すると生じる「困りごと」

口の機能が衰えると、食べることや人とのコミュニケーションにも影響を与えます。実際、アンケートの回答者からも、以下のような困りごとの声が届いています。

口周りの不調を訴える人は「生活満足度」が低い

アンケートの回答にもあるように、口は「食べる」「話す」「笑う」など、私たちが日常生活を送るうえでとても大切な機能を担っています。そのため、口の機能が衰えると、日常の生活満足度にも影響してしまいます。
実際、口周りに不調がない人では、「現在の生活が不満(不満・やや不満の合計)」と答えた人は23%だったのに対して、口周りに不調がある人では41%と、およそ1.8倍の開きがありました。

  • ライオン調べ、20~60代男女、口周りの不調あり:500名、口周りの不調なし:500名、2022年

さらに、口周りに不調がある人はそうでない人に比べて、「体の不調を感じている」と答えた人の割合が多いという結果が出ています。具体的には、「筋力が落ちた」「寝つきが悪い」「便秘しやすい」「息切れしやすい」「転びやすい・つまずきやすい」などアンケートを行ったすべての項目で、口周りに不調のある人の方が、体の不調を感じています。

口周りに不調のある人は、口周りに不調のない人と比較して体の不調も感じている人が多いので、それも含めて生活満足度に差が出ているものと思われます。

口の機能を維持することは、

健康的な生活と深い関わりがある

口の機能が低下した状態を放置してしまうと、健康的な生活を送れなくなるリスクも高まります。なぜなら、口の機能である「食べること」と「コミュニケーション」は、健康的な生活と深い関わりがあるからです。

●「食べること」と「健康的な生活」との関係

口の機能が低下したまま何もしないと、いずれ食べることが不自由になり、食事の内容が偏ったり食事量が減ることで、栄養不足やエネルギー不足に陥るリスクがあります。栄養やエネルギーが不足すると、筋量や筋力が減少します。筋力が落ちると、運動機能が衰える→引きこもりがちで動かない生活になる→代謝が低下し、食欲もいっそう低下する→さらに栄養が偏り、エネルギーも不足する…という悪循環が生じます。
また、栄養・エネルギー不足により免疫や代謝などの機能も低下して様々な病気にかかりやすくなります。

●「コミュニケーション」と「健康的な生活」との関係

アンケートのコメントにもあるように、「食べこぼすと恥ずかしい」「会話中にろれつが回らないことがよくあって恥ずかしい」「むせると周りの人の目が気になる」など、口周りの不調のせいで食事や会話に支障をきたすと、コミュニケーションが減少してしまいます。また、口周りの筋肉が衰えて動きが悪くなり、容姿や表情が損なわれ、その結果家に閉じこもりがちになると、やはり、人や社会とのつながりが減っていきます。このような不活発な状態が続くと体力とともに意欲も低下し、うつ傾向や認知機能の低下につながるリスクも高くなってしまいます。

このように、口の機能を維持することは、身体的、精神的、さらには社会的にも健康な生活を送るために、とても大切なのです。

診療387日目、口閉じ歯みがきできていますか?

2023年12月8日

こんにちは、椎原町駅えがお歯科です。

季節性の風邪やインフルエンザ、コロナの感染者数がなかなか減りませんね。

出勤途中の電車の中でも咳き込んでいる方をよく見かけます。

 

職場や学校では「口閉じ歯みがき」で

飛沫を防ぐ&洗面所の衛生を保つ

職場や学校で歯をみがく際は、飛沫を飛ばさないなどの配慮をしたいもの。共用の洗面所では、すいている時間を狙って1人で行う、口を閉じてみがく「口閉じ歯みがき」をする、すすぎは低い位置で水を吐き出すなどの工夫「歯みがきエチケット」で、衛生に配慮して歯をみがきましょう。

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職場や学校での新習慣「歯みがきエチケット」

むし歯や歯周病、口臭の予防など、お口の衛生のためや、午後の仕事への気分転換のためなど、職場や学校で昼食後に歯みがきをする方もいらっしゃると思います。ただ、新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから、歯をみがく際に、飛沫が気になる方もいるのではないでしょうか。

ライオンの調査によると、オフィスや学校などの外出先で昼食後に歯みがきを習慣化している人の7割近くが、コロナ禍の中、感染リスクを意識しながらもお昼の歯みがきを続けていることがわかりました。

昼食後などに職場や学校で歯をみがくこと自体は、お口の健康を守るためにとても良いことです。ただ、複数の人が使用する洗面所やトイレで歯みがきをする時は、飛沫を飛ばさない、洗面台を汚さないなどの配慮をすることが、周囲へのマナーでありエチケットともいえますね。ここで改めて、「歯みがきエチケット」について考えてみませんか。

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口を閉じて歯をみがく「口閉じ歯みがき」のコツ

口を開けて歯をみがくと飛沫が口の外に飛びがちですが、口を閉じてみがくことにより、飛びにくくすることができます。

口を閉じてみがくことは、日本歯科医師会でも紹介しています。

実際に、口を閉じた場合と閉じなかった場合、飛沫の飛び具合を撮影してみました。

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「口閉じ歯みがき」5つのコツ

<口の閉じ方>

①意識しないと口が開いてしまうため、口を閉じることを意識する

②力を入れ過ぎるとみがきにくいため、口を軽く閉じるようにする

③前歯の外側は口をすぼめて、唇でハブラシをおおう

口を閉じる際、力を入れ過ぎると、ハブラシを動かしにくくなったり、ハブラシを当てる角度の調節がしにくくなるため、軽く閉じるようにしましょう。

頬の力をゆるめると、頬が伸びるため、ハブラシが奥まで届きやすく、動かしやすくなります。

<歯のみがき方>

④前歯の裏側はハブラシを縦にして、ハブラシのかかとを使ってみがく

<ハブラシの選び方>

⑤ネック部分が細い、ヘッド部分の厚みが薄いハブラシなど、お口の状態に合わせてみがきやすいものを選ぶ

口を閉じにくい方は、薄型のヘッド、細いネック、ヘッドの部分があまり長くないハブラシの方が、口を自然に閉じやすいなど、その人のみがき方やお口の状態によっても使い勝手が違うことと思います。ご自分に合ったハブラシを探してみると良いですね。

診療386日目、クイズ・体内コラーゲンは40代で○○%減少する!?

2023年12月7日

こんにちは、椎名町駅えがお歯科です。

 

元気な歯ぐきで歯周病予防!

「コラーゲン」は、私たちの体を構成するタンパク質の一種。お肌にハリや弾力を与える成分として知られていますが、実は「歯ぐき」も、約60%がコラーゲンでできています※2。ご存知でしたか?
ところが!体内のコラーゲン量は、25歳をピークに40代で約半分になるのだとか…。年齢を重ねてお肌の悩みが増えてきたら、歯ぐきの状態にもちょっと気を配る必要があるかもしれません。
歯周病の予防には、健康な歯ぐきを保つことがとても大切。適切な歯ぐきケアで、元気な歯ぐきを維持しましょう。

※1
出典:『老化のメカニズムと制御』(アイビーシー/1993.6一部改編引用)

監修:高橋周七 元日本大学薬学部教授、元カリフォルニア人間科学大学院(U.S.A.)客員教授
※2
出典:Periodontology2000,3,9,-38(1993)

歯周病は2001年に、「人類史上、もっとも感染者数の多い感染症」と紹介されました。日本でも30代で3人に1人が罹患していて、罹患者は年齢に伴い増える傾向※1。進行すると歯が抜けることもあり、日本人が歯を失う原因の1位になっています※2。歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨 )といった歯周組織が壊されてしまう病気。「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」とも呼ばれ、自覚症状がないまま進行してしまい、気づいたときにはすでに重症…というケースも少なくありません。歯周病を予防するには、歯周病菌の棲み家である歯垢(プラーク)や歯石をしっかり取り除くことが大切です。

※1 厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査」
※2 厚生労働省「e-ヘルスネット>歯の喪失の原因」

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歯周病は、初期の「歯肉炎」であれば治すことができます。しかし、進行した「歯周炎」は、適切な治療とケアで進行を食い止めることはできるものの、完治が難しくなります。それだけに「予防」が大事です。歯周病予防で大切なのは、「歯ぐきの健康を保つ」こと。まずは定期的に歯科医院などでチェックを受けて、自分では気づきにくい歯周病の早期発見&予防を心がけましょう。さらに、自分でできる歯ぐきケアのポイントを知って実践しましょう!

歯ぐきケアで歯周病を予防する3つのPOINT

ポイント1「歯と歯ぐきの境目のすき間」を重点ケア

ハブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、軽い力で小刻みに動かして、歯垢を取り除きましょう。

ポイント2自分に合ったハブラシで歯垢をしっかり除去

毛の先端が細く加工された超極細毛のハブラシで、歯と歯ぐきの境目のすき間にしっかりリーチ!さらにヘッドが薄いハブラシなら、奥歯の奥まできちんとみがけます。

ポイント3歯ぐきケアに適したハミガキ剤を使う

歯ぐき細胞の活性を促す働きをもつ成分や、殺菌作用や抗炎症作用などにより歯周病予防効果を期待できる有効成分が配合されたハミガキ剤を活用しましょう。商品パッケージの表示を参考に、自分の目的に合うものを選びましょう!

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歯ぐきが衰えると、歯ぐきが下がる「歯肉退縮」が起こり、歯が長く見えるようになります。歯ぐきが下がる原因には、加齢や歯みがきするときの力が強すぎるオーバーブラッシング、歯周病などがあります。ほか、下記のような症状も、歯周病リスクが高まっている恐れが…。日頃から歯ぐきの健康状態に気を配り、少しでも気になることがあれば、早めに歯科医院などを受診しましょう。

このほか、「歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい」「朝起きたときに口の中がねばつく」「口臭を指摘された」なども歯周病が心配される症状です。早めに歯医者さんへ相談しましょう。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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